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家族4コマ漫画「クリスマス、妻の頭がジングルベル」

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クリスマスに美しいベルの音は欠かせません。

このクリスマス、僕と娘とで一緒にリトミックへ行き、プラスチックカップを使った簡易的なベルを作ってきました。

チリンチリンと可愛い音色で娘も気に入っている様子。

家に帰ってからお手製のベルを妻のみきちゃんに見せてみると

「おおおーーー!すごいよくできてるね!」

と大絶賛。とてもかわいい音色と共に家族で素敵なクリスマスを過ごしたのでした。

めでたしめでたし。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

と、そんなきれいには終わらせてくれないのが我が最愛の妻であるみきちゃんです。

なんとそのベルを手にとったと思ったら、たまたまお団子ヘアーだった自分の頭にカポっとはめ込み乗せたのです。

そしてあろうことか、自分の頭を左右に振り、

「ウェーイwww」

と人間ベルとなった自分の姿を僕と娘に見せつけてきたのです。

「カランカラーン…カランカラーン」

クリスマスに鳴り響く、ベルの音色・・・。

あれ?

ここはノートルダム大聖堂?

モン・サン・ミッシェル?

サグラダファミリア?

はたまたウェストミンスター教会?

いや、サン・ピエトロ大聖堂?

自分が日本にいるにもかかわらず、あたかもかの有名な世界の大聖堂の中にいるような、そんな神聖な雰囲気は一切感じることもできず、目の前で繰り広げられる光景に平静を保つのがやっとでした。

とはいえ、まあ、普段から奇想天外な言動を喰らっている僕にも耐性ができてきたのでしょう。

妻の頭の中の小さなクルミが、頭の中でタップダンスを踊っている姿を想像することで精神がダークサイドに引きずり込まれるのを堪えることができました。

あの奇妙かつ狂気的かつ神秘的かつエキセントリックな光景は今でも悪夢として蘇ります。

トラウマというやつですね。

こうしてゆったりとした時間の中、ちょっぴりのスパイスが効いた我が家のクリスマスは、いつもの笑顔と幸せに包まれながら穏やかに過ぎていったのでした。

めでたしめでたし。

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