「結婚したい。でも婚活はいつも上手くいかず、気持ちは焦るばかり・・・。」
あなたはこのような悩みを抱えていませんか?
なぜ多くの人が婚活をしているのに素敵な人と出会えず、あるいはスムーズに縁談が進まずパートナーとなりうる人を遠ざけてしまうのでしょうか。
実は「結婚したい!」と強く思えば思うほど、やってしまいがちな結婚の「失敗の型」があるのです。
この記事では、結婚したいと思い婚活をしている方向けに、なぜ結婚したいのになかなか結婚につながらないのか「陥りがちな失敗の11の型」を紹介します。
さらに、そのあとには「結婚したいなら必ずやるべき6つの下準備」もあわせて紹介し、今の自分を変える具体的な方法も解説します。
ぜひ結婚したいときのヒントとして本記事をお役立てください。
目次(タップで各項目へジャンプできます)
結婚したい人が焦ってやってしまう失敗11の型
まず、結婚したい人が焦ってやってしまう失敗について紹介しましょう。
1. パートナーとの相性をよく見ずに結婚してしまう
結婚生活は実のところ「もともと赤の他人同士だった2人が一緒に住む」状態です。
結婚したいからといって焦って短期間で結婚を決めてしまうと、パートナーの本質を見抜くことができず性格や価値観の不一致で悩むこともよくある話です。
さらに、借金といった大きな問題が後から次々と出てくるなど、後悔してからでは遅いことも見抜けなくなってしまいます。
2. スペックだけで結婚相手を選ぼうとしてしまう
学歴、年収、外見、就職先など、パートナーを一般的な「スペック」だけで選ぼうとすると結婚生活で苦労します。
たとえば仕事に全力投球したいからと育児や家事をまったくやらなかったり、「スペック」が高いゆえに他の異性と遊ぶクセが付いていたりと、こちらに対して興味を持ってもらえないこともあり得ます。
結婚したいからといって相手のスペックのみを見てパートナーを決めようとすると、貴重な婚活の時間を失ったり、結婚後の後悔につながってしまいます。
3. 質問攻めにしてしまう
結婚に向けて焦っていると、この人は自分の求める結婚相手かどうか早く判断しようと質問攻めにしてしまいがち。
「勤め先は?」「年収は?」「子供は何人欲しい?」「どこに住みたい?」「兄弟は?(長男?)」など、結婚したい気持ちが先行してガツガツした質問を投げかけてしまうと、相手も一歩引いてしまいます。
4. 合コン、街コン、婚活パーティなどとにかく数をこなしている
出会いを増やすために合コン、街コン、婚活パーティへ手当たり次第に参加していると、貴重な自分の時間やお金を失ってしまいます。
加えて、たくさんの人と会ってもなかなか交際・結婚に発展しない場合、「もうダメかも・・・」と自分の気持ちがどんどん後ろ向きになってしまうことも。
出会う人の母数を増やすことはとても大切ですが、時間もお金も気持ちも有限なのです。
5. 自分にはもっと良い人が来ると高望みしてしまう
結婚は「価値観」「性格」「共感性」がどれだけ一致できるかで夫婦円満の度合いが変わります。
「気が合っていい人なんだけど、収入が低いからナシ」と結婚したい相手の条件で完璧を求めて結婚相手に高望みしていると、本当に相性の良い人を逃してしまいます。
6. 嘘をついてしまう
自分を魅力的に見せるためにウソをつく、あるいは、後ろめたいことを隠したくてウソをつく。
ウソをつくと結婚生活で自分もパートナーも騙しながら生きることになり、常にモヤモヤして苦悩し、いずれバレて夫婦の問題になることもあります。
結婚するためのウソをつくのではなく、長い人生を心地よく生きるために自分にも相手にも正直になることが大切です。
7. 結婚したら幸せになると思っている(他者依存)
「結婚すればきっと幸せになれる」と信じてやまない人は、結婚生活の大変さのギャップから辛い結婚生活を送ることになります。
今の自分の状況が結婚をきっかけに好転すると思い込んでいると、育児、家事、パートナーとの問題、親戚関係、お金など、新しい悩みが出て「こんなはずじゃなかった」と苦悩することに。
「結婚すれば幸せになれる」のではなく、「結婚してパートナーと幸せを作り上げるんだ」と主体的に結婚生活を作り上げる気持ちでいないと結婚してから後悔することになるでしょう。
8. 恋人にすぐ結婚を迫ってしまう
結婚したい気持ちは山々ですが、すぐ結婚を迫ってしまうと交際相手との距離感を見誤ってしまいます。
結婚を迫ってしまうことで「何だかガツガツしてるな」「もう少しお互いを知ってからがいいのにな」と、交際相手の居心地が悪くなり心の距離も離れてしまいます。
9. 独身の今が楽
婚活をしていても「ひとり身が楽だ」と感じてしまうと、結婚したいという気持ちが薄れて婚活にも身が入らなくなってしまいます。
「あわよくば結婚できたらいいな」という気持ちもあるため、だらだらと婚活を続けてしまい気づくと年齢も高くなり婚期を逃してしまうことに。
自分の時間やお金を無駄にしないためにも「自分は本当に結婚したいのか?」と今一度自問自答したほうがよいでしょう。
10. 周りに独身女性が多い環境にいる
周囲に独身女性が多くいると「結婚していないことが普通」と感じやすくなります。
そのうち「結婚」というフレーズがタブー化し、独身コミュニティでは結婚に対する話も出しにくくなります。
もちろん、結婚することがすべてではありませんが、人間は住む環境や所属するコミュニティの人に似ていく傾向がありますので、結婚したいのであれば独身コミュニティから離れることをおすすめします。
11. 親に言われたから何となく結婚しようとする
親から早く結婚して孫の顔を見せろと言われているから結婚する。
このように親や他人が気になるから結婚したいという「他人軸」の思考は結婚すること自体が目的になってしまい、とりあえず結婚する選択に陥りやすくなります。
親が結婚しろというのは、親の期待を押し付けているだけで本人の価値観を無視した考えです。
親の意見に従うまま結婚を焦ると「他人軸」の選択しかできず、自分が求める理想の結婚・人生の形を実現できなくなってしまいます。
結婚したい人が過ちを犯してしまう原因は大きく3つ
ここまで、結婚したい人が犯してしまう失敗の型を紹介してきましたが、実のところ、失敗の原因は以下の大きく3つが原因になっています。
失敗の原因1. そもそも自分の価値観が分からず自分軸をもっていない
まず結婚したい人が陥りがちなのは、結婚に対する自分の価値観がはっきりしていないことです。
- なぜ結婚したいのですか?
- どのような結婚生活を送りたいですか?
- なぜその結婚生活を望んでいるのですか?
あなたはこれらの質問に「何となく」ではなくはっきりと答えることができますか?
「子供は2人ほしくて、こんな結婚生活がしたい。結婚生活や老後のことを考えると夫婦共働きのダブルインカムが良いと感じている。そのため、今の収入はこれくらいなので、最低これくらいの収入があるパートナーと結婚したいと考えている」
と自分の考えや軸があって結婚したいと考えているなら問題ありません。
「親が早く孫の顔が見たいと結婚を急かしてくる」
「周りの友達が結婚してて劣等感があるから早く結婚したい」
といった他人軸の理由で結婚すると、自分が本来望まない形の結婚をすることになってしまいます。
自分の結婚は親のものでも友達のものでもありません。自分自身のものです。
ですから、結婚に対する自分の価値観を持っておくことがまず大切になります。
失敗の原因2. 結婚すること自体が目的になっている
結婚したい人が陥りやすい2つめの原因は、結婚すること自体を目的にしてしまっていることが挙げられます。
結婚とは、夫婦が手を取り合い、一生をかけてお互いを支え続けることです。
つまり「夫婦一緒に生活を継続させること」が結婚の目的になります。
それにも関わらず、交際相手を丁寧に吟味せず焦って結婚してしまうと、後々に価値観のズレが現れ結婚生活にすれ違いが生まれ、夫婦喧嘩も絶えなくなってしまうことに。
結婚できたとしても生活が上手くいかなかったり、最悪離婚となり「バツ●」としてその後も円満に結婚生活をしている人たちを妬むことになってしまいます。
失敗の原因3. いつか素敵な人と巡り合うと信じて受け身でいる
「結婚したい」と言っているのに、「いつか素敵な白馬の王子様が迎えにきてくれる」と悠長に受け身の姿勢でいるとあっという間に時間はすぎ、婚期を逃してしまいます。
最愛のパートナーとの出会いは正直めぐり合わせの側面が強いと思われますが、素敵な人とめぐり逢える人は、それなりの行動をしています。
たとえば、
- 同じ趣味の人が集まるサークルに参加している
- 良い人を紹介してもらえる友人が多い
- 仕事で活躍し多くの人から人望を獲得している
など、意識的か無意識的か、人と触れ合い自分の魅力が見える場所に身を置いています。
単純な話ですが、人と会うためには、人のいるところに行かなければなりません。
しかもオンラインではなく「オフラインで」です。
結婚したいのに結婚できず婚期を逃す失敗をしてしまう人は、いつまでに結婚したいという目標や期限を持たず、人と会う行動をとっていないことにも原因があります。
結婚したい人が必ずやるべき6つの下準備
結婚できない人の大きな原因がわかったところで、結婚したい人は具体的に何をすればいいのでしょうか。
先に紹介した失敗の3つの原因
- そもそも自分の価値観が分からず自分軸をもっていない
- 結婚すること自体が目的となっている
- いつか素敵な人と巡り合うと信じて受け身でいる
を改善し、結婚に向けて是非やるべき具体的な下準備について紹介しましょう。
1. なぜ結婚したいのかをはっきりさせる。自分軸で動けるようにする
まず、「親のため」とか「友達に遅れを取りたくない」といった、自分の外に結婚する理由を求めるのを止めましょう。
あなたは誰のためでもない、自分自身のために結婚します。
ですから、結婚する動機を「自分の中」に見つけることが大切です。
そのためにはまず、自分の理想的な結婚生活をイメージし具体的に紙に書き出してみましょう。
理想のイメージを写真や絵で表現する「ビジョンボード」をつくるのもおすすめです。
たとえば
- 結婚式はハワイでしたい
- 都心から少し離れた自然と人工のバランスがある場所に住みたい
- 子供は2人(一姫二太郎)ほしい
- まだまだ働きたいから、共働きに理解のあるパートナーと結婚したい
- 年2回は家族旅行して楽しみたい
など、文字や画像として表現することで自分がどんな結婚をしたいのか整理ができ、はっきりとした結婚の通過点(一つのゴール)をイメージすることができます。
漠然と何となく動いていても、時間とお金と体力を上手に使えません。
仮でもいいので、まずは自分が結婚したいと思う行動の軸を作っておき、その軸をもとに婚活していきましょう。
2. お金をベースにした現実的な将来設計を考える
さて、理想の結婚をイメージしたところで、今度はその理想を実現するには「一体どれくらいのお金がいるのか?」を具体的に算出します。
というのも、理想の結婚生活を実現するために夫婦あわせてどれくらいの資産や年収が必要なのかを知っておくことで、自分の収入とパートナーに求める収入をイメージすることができるからです。
自分の理想の結婚生活を送るためのお金はいくらくらい必要なのか、以下のような家計シミュレーションを活用して計算してみましょう。
家計シミュレーション▼
iction!みらい家計シミュレーション|リクルート
たとえば、現在30歳であと70年生きる(100歳まで)として、理想の結婚生活を送るために必要な収入が「5億円」であるなら、
5億年÷70年=約714万円
となり、夫婦あわせて約714万円の年収が必要ということになります。
結婚生活は理想だけではどうしようもできない現実的な「お金の話」が付いて回るため、ある程度イメージしておくことが重要です。
結婚に向けた収入・支出などお金の計算方法は以下の関連記事で詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
関連記事
なぜ結婚できない女には「選んではいけない男」が集まってしまうのか?理由と打開策を解説
3. なぜその条件の相手である必要があるのかをはっきりさせる
理想の結婚生活のイメージや必要なお金をイメージしたら、今度はパートナーのイメージを固めましょう。
年収については先ほどの夫婦で必要な収入から自分の年収を引くことで計算できます。
たとえば、夫婦で700万円の手取り年収が理想として、
- 自分が年収300万円なら、パートナーは年収400万円
- 自分が専業主婦(=年収0円)なら、パートナーは年収700万円
のようにパートナーに求めたい年収もイメージできるため、結婚相手のイメージも持ちやすくなります。
さらに、結婚生活は夫婦の共同生活となるため、相手の性格や価値観、趣味など内面的なところにも目を向けましょう。
金銭感覚が自分とずれていたり、他人への親切さ・思いやりがない場合、結婚生活でイライラしたり、辛い思いをすることになりますので「性格や価値観」非常に重要なポイントです。
なお、「相手に変わってもらおう」という考えは非常に甘い考えですのでやめましょう。
その人の価値観や性格は、その人の人生の何月を通して作られたもののため基本的に変わりません。
「自分が変わること」が前提になりますので、他人に変わってもらうことに期待するのをやめ、価値観や性格がなるべく合う人を見つけることが大切です。
4. 他人から見た自分のイメージを受け入れる
ここまで自分が実現したい理想イメージを固めてきましたが、自分の理想を相手に押しつけては良好な結婚生活を送れません。
もちろん結婚相手にも人を選ぶ権利はあるのです。
よって、次は自分が他人からどのように見えているのかも理解しておきましょう。
このとき、家族や友人に自分のイメージを聞いてしまうと、「家族フィルター」「友達フィルター」によって忖度や要らぬアドバイスなど余計な感情が入りやすいためおすすめしません。
可能であれば第三者、たとえば結婚相談所の無料相談を通してプロのカウンセラーに自分の「結婚適正」について客観的に指摘してもらいましょう。
結婚のプロであるカウンセラーは様々なタイプの人を見てきて、結婚できる人・できない人を見極めることができ、今のままでは結婚できそうにないと思った人に対しては適切にアドバイスしてくれます。
今まで自分が向き合えていなかった「受け入れがたいこと」を言われるかもしれませんが、それが他人から見える自分です。
とはいえ、悲観することはありません。
他人から見たイメージがネガティブでも、裏を返せば自分には伸びしろがあるという意味になるからです。
「今が一番若いとき」ですから、いまさらと思わず、伸びしろのある自分のイメージを素直に受け入れてましょう。
(補足)結婚相談所は入会しなくても大丈夫
ちなみに、結婚相談所でアドバイスをもらう際、あなたを入会させようと不安や焦りで煽ってくる可能性もありますが、基本的に入会しなくても大丈夫です。
いくつかの結婚相談所でアドバイスを聞いてみて、共通で指摘されることを重点的に改善していく。
その上で、信頼できそうなカウンセラーさんがいたら結婚相談所に最終的に入会するという形でもよいのです。
ぜひ流されるままではなく、自分の意思を持って動いていきましょう。
5. 自分を磨く
第三者から見た自分のイメージで改善点があれば受け入れ、どんどん自分磨きで改善していきましょう。
コミュニケーションが苦手なら好きなことができるサークルに参加してみる
たとえば、人とのコミュニケーションが苦手なら「苦手だから」と避けるのをやめて、実際にコミュニケーションせざるをえない場に身を置いて場数を踏むことで確実に慣れていきます。
自分の好きなことをきっかけに一般のサークル活動に参加するのはおすすめです。
サークルへの参加は、共通の話がしやすいためコミュニケーションのハードルが格段に下がりますし、パートナーも見つかりやすくなります。
趣味がないなら運動系の趣味は長い目で見ておすすめ
趣味をもっていないなら、興味のあるものを片っ端から手を付けていくのもよいですが、運動系の趣味はおすすめです。(ランニングやウォーキングでも立派な趣味になります。)
人間は今や100歳まで生きるといわれており、運動によって病気せず健康なまま歳をとる「健康寿命」を伸ばすことにつながるからです。
おしゃれなど自分に自信がないなら、得意な人に代行してもらう
そのほか、ファッションセンスに自信が無いのであれば「ファッションコーディネート代行」を活用するのもおすすめ。
外見が変わると心も変わり、自分に自信が満ちるようになります。
ここで紹介しているものは一例ですが、逃げる理由・やらない理由をつくるのを止め、ぜひ今の自分の好きなものを伸ばし、気になる点と向き合って自分磨きをしていきましょう。
打ち込めるものがある人ほど、自信を持っている人ほど魅力的に見えるものなのです。
6. 期限を決めてなるべく早く動く
さいごに大切なことですが、「いつまでに結婚する」と期限を設けましょう。
だらだらと婚活をしていても身が入りません。本気度が低いとチャンスを逃してしまいます。
- いつまでに結婚する
- そのために、いつまでにパートナーとお付き合いする
- そのために、いつまでに自分磨きをしておく
- そのために、いつまでにカウンセリングを受けておく
- そのために、いつまでにパートナーのイメージを固めておく
- そのために、いつまでにお金の価値観について整理しておく
- そのために、いつまでに自分がなぜ結婚したいかを整理しておく
このように最終的な目標期限を決めて、逆算的に目標にいたる細かい期限を決めていきましょう。
大事なのは、目標を決めたら「前倒し」で動くことです。今日動きはじめるのが理想です。
前倒しで動くことで、能動的に婚活できるようになります。
具体的な期限が決まると動きやすくなりますので、ぜひ決めておきましょう。
まとめ
結婚したい人が素敵なパートナーと出会うための具体的な準備を紹介して来ましたが、いかがでしたか?
結婚は、長く、幸せに生活し続けることが重要です。
ぜひ、「なんのための結婚なのか?」を意識してみてください。
結婚は誰のためでもない、あなたのためのものです。
思い立ったら吉日です。
今日は今後の人生の中で最も若い日です。
ぜひ、今から気持ち新たに、小さな一歩を踏み出してみてください。