あなたは旦那のことが嫌いですか?
夫婦間で嫌いな感情が芽生えてしまうと、嫌いな人と一緒に過ごす時間が増えるため、自分の貴重な人生が辛いものになってしまいます。
では旦那をどのように対処すれば、毎日がスッと楽になるのでしょうか。
この記事では、旦那が嫌いで現状をどうにか変えたい人向けに
- 旦那を嫌いになっている人がどれくらいいるか調査データ
- 旦那を嫌いになった原因やきっかけの振り返り
- 【短期的】嫌いな旦那へのすぐできる対処法
- 【長期的】旦那を嫌いな状況を好転させるための改善ステップ
について、わかりやすく紹介していきます。
この記事を読んでいただくことで、嫌いな旦那との現状を改善するヒントを得ることができますので、ぜひお役立てください。
目次(タップで各項目へジャンプできます)
旦那を嫌いな妻はどのくらいいるのか?
まず、旦那を嫌いな人は日本でどの程度いるのでしょうか。
いくつかの調査データをみてみましょう。
4〜5人に一人の妻が旦那を嫌いと思っている
2017年にしらべぇが行った「夫婦関係に関する調査」によると、配偶者を嫌いと答えた女性は25.7%となりました。
※「あまり好きでない」「嫌い」の合計
画像:夫・妻が好きな人・嫌いな人の割合は? 年代別では残念な傾向も…|Sirabee リサーチ
他の調査データも紹介しましょう。
2021年にe-venzが行った「夫婦に関するアンケート調査」によると、旦那が嫌いと答えた女性は21%となりました。
画像:「旦那が嫌い」が急増してる理由!【原因と対処法】|e-venz
これらのデータを見ると、概ね4〜5人に一人の妻が、結婚生活で旦那のことを嫌いと思っていることがわかります。
この数字、多いか少ないか、あなたはどのように感じたでしょうか。
【注意】嫌いな旦那といると、自分も嫌いになってしまう
旦那のことを嫌いになると夫婦・家族関係に亀裂が入り、さらにあなたが自分自身を嫌いになってしまうため人生がどんどん苦しいものになってしまいます。
実際、前述したe-venzの行った調査では70%の妻が「旦那といるときの自分のも嫌い」と回答していました。
画像:「旦那が嫌い」が急増してる理由!【原因と対処法】|e-venz
なぜこんな旦那と結婚してしまったのかという後悔、あるいは現状何もできていない自分にイライラしてしまい、最後には自分まで嫌いになってしまうのです。
全体として多いわけではありませんが、「旦那が嫌い」さらに「自分も嫌い」という負の感情に包まれてしまっては、幸せな人生を送れません。
大切なあなたの人生・結婚生活です。なるべく負の感情をなくし、幸せにすごしたいはず。
そこでここからは旦那を嫌いになったきっかけや原因を振り返り、あなたが取れる対処法について紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
※嫌いな旦那への対処法を先に知りたい方は以下のボタンをタップ/クリックしていただくことで対処法の項目へジャンプできます。
旦那(夫)を嫌いなきっかけ・原因「性格」
あなたはなぜ自分の旦那のことが嫌いなのかきちんと言葉で言い表せますか?
旦那を嫌いになったきっかけ・原因を把握できていることで現状を改善するヒントに気づきやすくなります。
まずは嫌われる旦那の性格について紹介していきますので、あなたが旦那を嫌いになったきっかけや原因をあらためて振り返ってみてください。
「ありがとう」を言わない、すべてやってて当たり前と思ってる
どんなこともやって当たり前と思っており「ありがとう」の言葉がない旦那。
見返りを求めているわけではありませんが、すべてを当然のことと思ってることは残念ですし、報われない日々に旦那嫌いな気持ちも膨らんでしまいます。
「ごめんね」を言わない
自分の非を認めようとしない旦那。
素直にごめんねと言ってくれればいいのに言い訳や正当化をして絶対に謝らないので、疲れもイライラも失望もたまるばかりです。
悪口ばかり
他人やモノ・サービスなどへの悪口が多い旦那は一緒にいるだけで気分が悪くなります。
評論家気取りなのか、あまのじゃくなのか知りませんが、悪口を言うことが周りを不快にさせていることに気づかない残念な人とは一緒にいたくありません。
プライドが高い
男なんだし、ある程度の見栄を張りたくなる気持ちはまあ分かります。
ただ、自分が偉いと勘違いして妻や周りの人を見下す態度は受け入れられません。
自分の器の小ささに気付けていない旦那といても、こちらが恥ずかしいし品格も落とされるしで旦那が嫌いな気持ちも大きくなってしまいます。
すぐ否定する
こちらが何か提案しても「いや、〇〇だよ」とか言って何でも否定してきます。しかも正論で。
ただ共感してほしいときや、がんばって考えて相談や話をしてるときに頭ごなしに否定されるのは気分が悪い。少しは受け止めてください。
やらない理由ばかり探してくる
こちらが何かやりたい・やってほしいと相談しても、何かしらの理由をつけて動こうとしてくれない旦那。
自分のやりたいことはやるくせに、面倒なことや都合悪いことは徹底してやらない旦那にはイライラがたまっていきます。
比較ばかりする
「あそこの家庭がうらやましい」「あそこの妻は優しい」「それに比べてうちは…」
いちいち他の人と比較しないと自分の幸せを感じられない状態は、本当の家族の幸せに気づけません。幸せは他人と比較するものではなく、自分たち夫婦・家族がどう感じているかが大切なのに。
内側ではなく外側にしか目が向いていない旦那には嫌気がさします。
自己中、すべて自分優先
家庭そっちのけで飲み会や趣味のために好き勝手に動く旦那。家事は? 育児は? 自由な旦那に振り回されるのには正直うんざりです。
家族よりも自分を優先する旦那には疲れてしまい嫌いな気持ちも膨らんでしまいます。
言いたいことだけ言って意見を押し付けてくる
こちらが興味ない話や持論を展開してきて自己満足に浸ってる旦那。
旦那の意見はわかったけど、どうでもいい話を聞かされ、意見を押し付けられ、旦那のはけ口として興味ない話に私の貴重な時間を奪われるのはダルいし嫌いです。
価値観が合わない(お金、時間、仕事、育児、人生など)
価値観が合わない旦那はそれだけでストレスがたまり嫌いな気持ちが大きくなります。
お金の使い方、時間の使い方、育児への向き合い方、老後への考えなど、夫婦で向いている方向が全く違うため、「なんでこんな人と結婚したんだろう」と後悔することも増えてしまいます。
コミュニケーションがない
そもそも旦那との会話がない。
別に話すこともありませんが、夫婦の会話がないとすれ違いが生まれ、すれ違いによりイライラがたまり、さらに話さなくなっていくという負のスパイラルに陥ってしまいます。
旦那(夫)を嫌いなきっかけ・原因「結婚生活への意識の低さ」
旦那を嫌いになる理由・きっかけとして「結婚生活への意識の低さ」も挙げられます。
よくある要因を紹介していきましょう。
育児・家事をしない
旦那よ、お前の家だろ。お前の生活だろ。お前の子どもだろ。
男が仕事だけをしとけばいい時代は終わりました。そんな現代で育児も家事もしない旦那は、結婚生活の意識が低く、失望につながっていきます。
配慮のない一言(出産後、大変な時など)
出産前後、育児や家事、生活の大変なシーンでこちらの気持ちをまったく考えずに「え?そんなこと言えるの?」と、耳を疑う無神経な発言をする旦那。
考えが浅く自分ペースでものを語る旦那の姿勢にイライラも募り、嫌いな気持ちも膨らんでいきます。
家族に興味なし口出しマン
生活やライフイベントについて大事な話をしたいのに、「任せる」「決めておいて」といって考えてくれない旦那。
その一方で、こちらが頑張って決めたことを「これは違くない?」とかいって意見や否定してくるし、挙句の果てに「俺が決めるわ」とかいって今までの私の頑張りを無下にしてくる。
相談してただろ、はじめからお前がやれよと、イライラと怒りがあふれて旦那を嫌いな気持ちも爆発します。
人生のパートナーとして頼れない
夫婦・家族として大きな決断をしなくてはいけない場面で優柔不断だったり、すぐにおどおどしたり、自分の意見がなく周り(姑とか)に流されてしまう旦那。
家族の舵を取ってもらうにはあまりにも頼りなく、明るい人生もイメージできないため一緒に生活するのが嫌になってしまいます。
仕事好きで家庭に興味をもっていない
- 「今は働き盛りの大事な時期だから仕事に注力させてくれ」
- 「休日は出世に必要な接待イベントがあるから行かせてくれ」
などなど、お金を稼ぐために生き生きと頑張ってくれてるのは本当にありがたいし応援したい。
でも、せっかく結婚しているのだから夫婦・家族との時間も大切にしてほしいんです。
旦那にとって家庭は足かせになる嫌な場所なのかと感じてしまうし、会える時間も少ないから夫婦の溝も広がってしまします。
収入が低く家計が辛い
収入が低いと毎日の生活費はもちろん、車のローン、家のローン、保険、子供の養育費など大きな支出がのしかかり、贅沢はできず人生の選択肢は狭まり辛い状況に。
お金の余裕は心の余裕。心に余裕がなくなり、夫婦の雰囲気も悪化してしまいます。
スマホ見ながら会話してくる
スマホでSNSやゲームアプリに夢中な旦那。こちらが何か話しかけてもスマホを見ながら「んー、いいんじゃない?」なんて適当にあいづち打ってんじゃねえ。
挙句の果てには「え、何? もう一回言って?」なんて平気で言ってくる。
妻にも子供にも目を向けて「対話」をしてくれない旦那には心底うんざりして嫌いな気持ちが膨らんでいきます。
品がない、最低限のマナーがない
最低限のマナーがなっていない旦那には失望して嫌いになってしまいます。子供の教育にも悪いですし。
ふだんの立ち振る舞い、言葉遣い、食事マナー、モラルなど、人として最低限のレベルの言動ができていない旦那とは一緒にいたくありません。
不潔になった
結婚してから髪はぼさぼさ、ひげはボーボー、肌は油でテカり、主張の激しい下っ腹、何日着たかわからないスウェットを着て外を徘徊。
見た目もそうですが、口臭や体臭もかなり気になる。(というかキツイ)
生活もだらしなくなっており、こんな清潔感のない旦那とは一緒に住んでても嫌悪感しか湧いてきません。一緒にいたくない。
旦那(夫)を嫌いな原因・きっかけ「妻への攻撃や裏切り」
続いて、旦那を嫌いになる原因やきっかけとなりうる「妻への攻撃や裏切り」についても振り返っておきましょう。
浮気・不倫など女性関係のトラブル
浮気・不倫といった女性関係のトラブルは夫婦にとって分かりやすい裏切り行為です。
不倫をした旦那への嫌悪感が芽生え、旦那をたぶらかした女にも嫌悪感が芽生え、旦那を不倫に走らせてしまった自分への嫌悪感も芽生えて何も考えられない状態に。
今まで保てていた糸がプツリと切れて、自分を絶望に陥れた旦那(と不倫相手)を嫌いになり、夫婦関係は最悪の状態になってしまいます。
セックスレス
セックスレス状態だと、夫婦のスキンシップが減り、体の距離が離れ、夫婦関係にも溝が開いてしまいます。結果、不倫にもつながることに。
性の不一致がきっかけで夫婦の距離が開いてしまい、最終的には自分を「女」として見てくれない旦那への不満や嫌な気持ちが芽生えてしまうのです。
マザコン(嫁姑問題)
何でもママ(姑)に聞かないと決断できない。妻である私が嫁姑問題で辛い状況でも「君が悪い」と味方になってくれない。
人生のパートナーとして一緒に歩いていきたいのに、親がいちいち口出して干渉してくるし、親との同居なんて事態になったらもう最悪。
そんな状況を良しとして、むしろ妻を悪者にしてくる旦那はシンプルに嫌いになります。
マウンティングで偉そうにしてくる
自分が一番偉いんだと勘違いしており、常に上から目線で接してくる旦那。
お願いではなく「指示」してくる。こちらの失敗はフォローではなく「追求」してくる。自分のミスは棚に上げて「責任転嫁」。
そうやって小さな世界で偉そうにしている旦那には、一緒にいても楽しい未来は見えず、残念が気持ちばかりが膨らみ、嫌いになっていきます。
モラハラによる攻撃
自分の都合が悪いことがあると大声で怒鳴ったり、バンバンと大きな音を出したり、物を壊したり、無視してきたり。
あるいは脅迫してきたり、精神的に揺さぶってきたり、私をコントロールしようとしてきたり。
そうしたモラハラで精神的に追い詰められてしまうと、気力も判断力も失い「間違ってるのは自分なんだ」と勘違いさせられてしまいます。
友達や親の協力で旦那もモラハラに気づき、今までの好意はなくなり、自分の都合だけしか考えていなかった旦那に嫌悪感を抱き距離をとり生活することになります。
DV(家庭内暴力)
都合が悪いことがあるとすぐに暴力をふるってくる旦那は論外です。
危険が常にあるため、嫌いを通り越して恐怖を感じる生活を過ごす羽目に。なるべく早く専門機関に相談し逃げる必要があります。
モラハラ・DVで辛いならすぐに相談・助けを求めましょう
モラハラやDVを受けていて辛い・身の危険を感じている場合は、頼れる人、地域の窓口、専門家などに相談してください。
あなたからSOSが出なくては、助けたくても誰も気付けません。
誰かに話を聞いてもらえるだけでも気持ちが楽になったり解決の糸口が見つかることもありますので、ぜひ自分を大切に行動してみてください。
誰かに頼っていいんです。
旦那(夫)を嫌いになったときにすぐできる対処法
旦那が嫌いになったきっかけや原因は振り返れましたか?
ここからは、そんなストレスの種になっている嫌いな旦那への対処法を短期的・長期的な視点から紹介していきます。
まずは、短期的な方法としてすぐできる以下のアイデアを試してみましょう。
好きなことに没頭(ストレス発散)
旦那にイライラするときは好きなことに没頭するのが効果的です。
というのも、何かに集中しているときは嫌いな旦那のことなど完全に忘れており、好きなことだけで頭を一杯にできるためです。
- 大好きな趣味をとことん集中してやる
- 旦那以外の話題で友達と楽しくおしゃべりする
- 気に入った服を爆買いする
- 高級ランチや高級アフタヌーンティで優雅に過ごす
- マッサージを受けて心と体をほぐす
- スポーツジムでとにかく体を動かす
- 話題のドラマを一気見する
などなど、あなたの好きなことをやりましょう。
好きなことに没頭している時間は嫌いな旦那のことなど忘れており、文字通りあなただけの楽しい時間としてリフレッシュできます。
ただし、異性に会う場合は心のスキにつけ込まれて不倫関係に発展するリスクがあるので避けるのが無難です。
よく寝て疲れを取る
あなたは日々の生活に追われて慢性的に疲れがたまっていませんか?
疲れていると心の余裕がなくなり、相手を許すことができなくなったり、ミスも増えて新しいストレスが生まれる原因になります。
疲れているときは十分な睡眠を取るのがいちばんです。
たとえば、専業主婦なら家事代行を依頼して休養時間をつくったり、共働きであれば旦那に内緒で有給休暇をとってもいいでしょう。
罪悪感を持つ必要はありません。人生はマラソン。走り続けるための必要な投資と考えてゆっくりと休みましょう。
旦那との距離を調整する
心の距離と体の距離が不釣り合いだとストレスに感じることも多くなります。(こちらは相手に興味ないのにずっとデートに誘われるような状態)
ですので、嫌いな旦那への対処法として旦那との距離を調整してみましょう。
1人で外出して自分だけの時間をつくり、一時的に旦那との距離をおけば気持ちも安定しやすくなります。
また、旦那との距離が離れることで「なぜ旦那を嫌いになっているのか」「その原因は何か」と、振り返るきっかけにもなります。
もし旦那への愛情が完全に消え失せているなら、別居の形を取るのも一つの選択肢になります。
嫌いな旦那と一緒にいる時間は、大切な人生の時間を無下に捨てているのと同じですので、物理的に距離をとり生活してみることも考えてみましょう。
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一時的に旦那を無視する
旦那が嫌いだと話をするのもわずらわしくなり、コミュニケーションに身が入らず、イライラするばかりです。
そんなときは、一時的に「無視する」ことを試してみましょう。
コミュニケーションを拒絶する「無視」は無言の圧力と怒りを表せるので、旦那に対する強力な牽制手段になります。
話を聞いてもらえない旦那は
(怒ってる…よな? 何か悪いことしたっけな…)
と、まず自分で原因を考えるように促せるので、行動の反省にもつなげやすくなります。
ただし、無視する期間が長すぎると夫婦の距離がただ開いていくだけなので、期間を決めて話し合いをするタイミングをもつようにしましょう。
旦那に期待せず割り切る
人がイライラするのは「自分の思い通りになっていないから」が大きな原因。
- 「〇〇するべき」
- 「きっと〇〇してくれているはず」
といった旦那への理想や期待を持っていませんか?
夫婦に当てはめると、「旦那にこうあってほしい」という自分の理想・期待があり、あなたのその期待を旦那が裏切り続けていることで嫌いな感情が芽生えてしまいます。
そこで、自分のメンタルコントロールの方法として「期待しない(=期待値を下げる)」という取り組みが効果的です。
旦那に期待しない(期待値を下げる)とは
たとえば、自分が外出している間に旦那に皿洗いを終えててほしかった。でも旦那は皿洗いをやってなかった。
このとき、自分のもつ旦那への期待の高さによって感じ方が変わってきます。
- 期待値が高いと「なんで洗ってないんだよ、時間あっただろ」
⇒ 皿洗いを終えてくれてるという期待を裏切られた
⇒ イライラ大きい - 期待値が低いと「だろうと思った。まあ後でやってくれてればいいよ」
⇒ 皿洗いを終えてくれてる期待はなかった
⇒ イライラ小さい
ですので、そもそも旦那に期待をしないと割り切れば自分の期待を裏切られてイライラすることを大きく減らせるようになるのです。
結婚生活を共にするパートナーとして確かに悲しいですが、「旦那はできない奴なんだ。基本は期待しないでおこう」と心を決めておけば旦那に関わる多くのことに心の余裕が生まれます。
とはいえ、相手にまったく期待しないと、最悪の場合「やらなくていいんだ」と旦那に勘違いされてしまう可能性があります。
バランスを見つつ、あくまで自分のメンタルを安定させるセルフケアの方法として活用してみてください。
仕事や人間関係でも応用できるので、かなり生きやすくなりますよ。
【長期的】旦那(夫)が嫌いな状態を改善・向き合うためのステップ
先に紹介した対処法によって一時的に嫌いな旦那からのストレスから解放されますが、根本的な解決にはいたりません。
そこでここからは、旦那嫌いな状態をどうにか修復し、仲良い夫婦を目指すための改善方法について紹介します。
旦那のことが嫌いな状態を改善・向き合う方法は以下のステップになります。
- 旦那の何が嫌いなのかイライラする点をすべて書き出す
- なぜ旦那の嫌いな部分に自分はイライラするのか理由を振り返る
- なぜ旦那はそんな状態になってるのか深い原因を考える
- 自分が変わることで改善するものはあるのかを考える
- 夫婦として旦那と向き合い話し合う
- 夫婦として変えることを1つだけ決めて取り組む
もしあなたに旦那への愛情が残っており、なんとか現状を改善したい気持ちがあるならきっと参考になるはず。
それぞれ解説していきましょう。
1. 旦那の何が嫌いなのかイライラする点をすべて書き出す
どんな細かなことでもいいので、自分が感じる旦那の嫌いな点をすべて書き出してみましょう。
旦那の嫌いな部分を書き出すことで、自分は旦那のどんなところに負の感情を抱くのか、客観的に整理できるようになります。
また、心の中で溜まっていた本音やモヤモヤを書き出すことで、気持ちも幾分かラクになり、ストレス発散にもつながります。
まずは好きなだけ、旦那への不満を並べていきましょう。
- スマホを見ながら話をされるのがうざい
- 他人に対して偉そうにしているのがイラつく
- 子供と遊ばずに寝てばかりで父としての自覚がない
- まったく家事をしてくれなくてダルい
- 家族そっちのけで好き勝手に遊んでるのが意味不明
- 自分の非を認めず「ごめんね」の一言も言えないクソ
- 体臭が臭くて無理
- 不倫・浮気されてもはや許せない
2. なぜ旦那の嫌いな部分に自分はイライラするのか理由を振り返る
旦那の嫌いな点を挙げ終わったら、それぞれの項目について「なぜ旦那のここが嫌いなんだろう」と自分に問いかけ、リストアップした旦那の嫌いなポイントに書き加えていきましょう。
「旦那が嫌い」という漠然とした状態から「旦那のこの点が嫌いなのは、こんな理由からだ」と自分の感情を整理して見つめ直すことができます。
ちなみに「言葉にできないけど嫌い」という場合は、そもそも「生理的にムリ」とかでもOKです。
理由がわかれば必要な対策が見えてきます。可能な限り旦那が嫌いな理由を書いてみましょう。
- スマホを見ながら話をされるのがうざい
⇒ 軽視されているように感じるから - 他人に対して偉そうにしているのがイラつく
⇒ プライドの小ささが恥ずかしいから - 子供と遊ばずに寝てばかりで父としての自覚がない
⇒ 子供にとって父の存在は大事と考えているから - まったく家事をしてくれなくてダルい
⇒ 自分にばかり負担がかかり不平等に感じるから - 家族そっちのけで好き勝手に遊んでるのが意味不明
⇒ 家族の優先度を高くしてほしいから - 自分の非を認めず「ごめんね」の一言も言えないクソ
⇒ きちんと向き合ってほしいし改善してほしいから - 体臭が臭くてムリ
⇒ 生理的に無理だから - 不倫・浮気されてもはや許せない
⇒ 妻として、家族として裏切られたことが悲しいから
3. なぜ旦那はそんな状態になってるのか深い原因を考えてみる
旦那の嫌いな部分となぜ嫌いかの理由をリストアップできたら、今度はさらに一歩踏み込んで「なぜ旦那は今の状態になってしまっているのか」を振り返っていきましょう。
たとえば「元々はこうじゃなかったのに」と思うことがあるなら、結婚生活をとおして何かしらの心境の変化があったということになりますね。
今の状態になってしまった根本的な原因を振り返ることで、その原因を根本的に改善するヒントが見えてきます。
旦那が抱えている悩み・不満・ストレスなどにも気付くきっかけにもなるため、一つ一つの嫌いなポイントを振り返ってみましょう。
- スマホを見ながら話をしてくる
⇒【なぜ?】実はゲーム依存症? 逃避してる? 不倫してる? - 他人に対して偉そうにしている
⇒【なぜ?】自分に自信がなくなってしまっている? 承認されたい? - 子供と遊ばずに寝てばかり
⇒【なぜ?】仕事が忙しすぎて余裕がない? 精神的に辛い? うつ状態? - まったく家事をしてくれない
⇒【なぜ?】家事は女がやる価値観をもってる? きちんと分担できてない? - 家族そっちのけで好き勝手に遊んでる
⇒【なぜ?】自分の時間を大切にしたいから? 家族に興味がないから? - 自分の非を認めない
⇒【なぜ?】承認されたい? そもそも悪いと思ってない? - 体臭が臭い
⇒【なぜ?】シャンプーの洗浄力が弱い? 体調不良? 加齢? - 不倫・浮気している
⇒【なぜ?】セックスレスだから?自分(妻)の魅力が足りないから?
4. 自分が変わることで改善するものはあるのかを考える
旦那の嫌いな部分について棚おろししたら、自分が変わることで現状が改善するものはあるのかを考えていきます。
「なぜ旦那ではなくこちらが変わらなくてはいけないのか?」と思うかもしれませんが、理由は自分を変えるのが早いし確実だから(コントロールできるから)です。
他人を変えようとすると「なぜこう変わってくれないの!」と相手がこちらの期待を裏切ることが増えるため、より一層イライラしてしまいます。(今までもそうだったのではないですか?)
ですので、まずは自分でコントロールできる範囲の言動を変えてみましょう。
自分を変えるときは、前述した「自分の旦那に対する期待値を下げる」のがおすすめです。
5. 夫婦として旦那と向き合い、話し合う
旦那が今の状態になっている原因はあくまで「旦那はきっとこうだろう」という自分視点の仮説です。
実際に旦那に自分の気持ちや考えを素直に伝え、現状を改善するにはどうすればいいのかを対話していくことが重要になります。
自分と旦那について一通り考え整理できたら、夫婦で話し合いをする時間を設けましょう。
なお、旦那と対話する際には自分の思いを伝えることも大切ですが、旦那の話を「聴く」ことにも重きを置きましょう。
というのも、夫婦関係が悪くなっているのは、多くの場合、妻と夫で本音を話し合い夫婦のもつ認識・価値観などの「ずれ」を受け止め・無くすための行動を取ってこなかったためです。
ですので、
- 自分の気持ちや考えを伝えて受け止めてもらう
- さらに旦那の気持ちも受け止める
- 夫婦として認識や価値観のずれがあるならどうやって埋めていくか話し合う
というシンプルな3つに取り組んでみてください。
旦那と話す時の重要なポイント
旦那と話すとき、「自分は被害者」というポジションで話をしてはいけません。
なぜかというと、夫婦で「被害者」「加害者」という構図ができてしまい、加害者になった方が悪者として話が進んでしまうためです。
旦那としても「自分は被害者だ」と感じている部分も必ずあるため、話が噛み合わず進まなくなってしまいます。(最悪夫婦喧嘩になります)
また、旦那の感じている不満や本音に対しては「少なくとも旦那にとってはそう感じていたんだ」とまずは事実として受け入れることも大切です。
話が受け入れてもらえることで、その後の対話も進めやすくなります。
6. 夫婦として変えることを1つだけ決めて取り組む
旦那との話し合いで色々な意見が出てきますが、最終的に旦那との合意のもと自分と旦那がそれぞれ何か1つだけ変わることを夫婦で決めましょう。
不満はたくさんあるかもしれませんが、一度にたくさんのことをやろうとすると失敗します。
- 一番嫌いな点(改善してもらいたい点)は何か
- その状態になっている根本原因は何か
- その原因を改善するために妻/旦那が一つ変えるとしたら何か
を夫婦で考えていきましょう。
夫婦で話し合い何かを決めることはかなりハードルが高いと感じるかもしれません。
しかし、あなたも旦那も夫婦の現状、そしてパートナーに向き合い根気強く話し合っていかなくてはなりません。
夫婦で本音で話し合いをして、解決の糸口を見つけていきましょう。
まとめ
旦那を嫌いになる原因を振り返り、短期的・長期的な対処法について紹介してきましたがいかがでしたか?
嫌いな人と一緒の生活は苦痛以外の何ものでもありません。
ストレスに感じることが多くなり、日常が心から楽しめず、心身に悪影響を及ぼしてしまいます。
あなたの人生を少しでも良くするために、今回紹介した内容を参考にぜひ辛い状況の改善に向けて動いてみてください。
この記事が夫婦関係の改善につながれば幸いです。