結婚して直面するのは現実的な「お金の話」。あなたは、夫婦でうまく家計管理できていますか?
将来必要なお金についてあまり考えず夫婦で適当にお金を管理していると、ライフイベントや老後の本当に必要なときにお金が足りず苦労してしまいます。
一方で、夫婦でお金の管理を丁寧に行い、計画的に蓄財をすることで将来の不安は大きく下げることができます。
ではどのように夫婦でお金を管理すればよいのでしょうか。
この記事では
- 夫婦でお金の管理をするための前準備
- 夫婦のお金の管理が成功する5つの条件
- 【何の家計簿を使うか】夫婦でお金を管理するやり方
- 【誰が家計を見るか】夫婦でお金を管理するやり方
- 【銀行口座の使い分け】夫婦でお金を管理するやり方
- 上手にお金の管理を続けるポイント
- 夫婦でお金を管理する際のよくある質問
の順で、具体的なお金の管理方法を紹介していきます。
特に、継続しやすいシンプルで簡単なお金の管理方法を紹介しているので、夫婦の家計をより良くするヒントとしてぜひ参考にしてみてください。
目次(タップで目的の項目までジャンプできます)
夫婦でお金の管理をするための前準備

夫婦のお金の管理のやり方を紹介する前に、準備として以下の2つを夫婦で行っておきましょう。
1. 夫婦で将来のライフプラン(理想の生活)を話し合う
まず、夫婦で将来どんな家庭にしたいか、その家庭を実現するにはどれくらいのお金が必要なのかといった「ライフプラン」について話し合っておきましょう。
ライフプランとは、生活水準、マイホーム、マイカー、子供の人数、子供の学校、老後、旅行など、自分たちの人生のイベントとそれに必要なお金はいくらかを考えた「人生の設計図」のことです。
家族の人生ではどのようなことを実現したいのかをある程度想定しておくことで、将来必要なお金の目標ができます。
「目標を達成するために夫婦でお金を管理する」という流れをつくると、モチベーションを保ちやすくなるのでおすすめです。
以下のサイトで、無料で家族のライフプランを計算できます。参考に使ってみてください。
参考サイト
松井FP将来シミュレーター|松井証券
2. ライフプランを実現するために毎月いくら必要なのかを計算する
ある程度ライフプランが決まったら、ライフプランを実現するために毎月いくら必要なのか?を計算してみましょう。
お金の目標をつくるときは、「いつまでに」「どんな状態になっていたい」という2つの要素を組み込んだゴールをつくるとわかりやすくなります。
たとえば、今30歳で「60歳までに合計2,000万円の貯蓄をしたい」のであれば、
60歳 − 30歳 = 30年
30年 x 12ヶ月 = 360ヶ月
2,000万円 ÷ 360ヶ月 = 5.6万円/月
のように、毎月どれくらいの貯蓄ができれば目標を達成できるのか具体的にイメージしやすくなります。
毎月の貯蓄の目安ができるとお金の管理もやりやすくなるので、まず最初に計算しておきましょう。
現状(スタート地点)、目標(ゴール地点)を把握できれば、ライフプランの実現に向けて順調に進んでいるかチェックできるようになります。
夫婦のお金の管理が成功する5つの条件

夫婦でお金の管理をする準備を行ったところで、ここからは具体的なお金の管理のやり方を紹介していきましょう。
夫婦でお金の管理をするとき、成功できるか失敗するかが分かれる以下の5つの条件があります。
- 銀行口座の使い方がシンプルでわかりやすい
⇒ 支出専用、貯蓄専用など口座の役割が分かれている - 使う銀行口座の数が少ない
⇒ 口座の管理しやすく抜け漏れがなくなる - 家計簿記入の手間がない
⇒ 家計簿アプリ+キャッシュレス決済で家計簿が自動的にできあがる - 家庭全体の資産状況が夫婦で透明化されている
⇒ 収入と支出、家庭の合計資産が夫婦のどちらも把握できる - 夫婦のどちらかが資産形成に興味を持っている
⇒ 目的のために学びお金の収支をコントロールでき
銀行口座をシンプルに使い分けるのでお金の出入りがわかりやすくなり、家計を夫婦2人でダブルチェックできるので家計の異常にも気付きやすくなります。
支払いはクレジットカードやキャッシュレス決済にして家計簿アプリに各口座を連携させておけば、自分は何もしなくても自動的に家計簿が作られるため、手間なくお金を管理するために必須の要素となります。
家計簿は長期で管理するものなので、とにかくシンプルにわかりやすくして、お金を管理する負担を少なくすることが重要です。
このお金を管理する要素が一つ減るごとに夫婦のお金の管理は難しくなっていきますのでぜひすべてを満たせるようにしましょう。
【何の家計簿を使うか】夫婦でお金を管理するシンプルなやり方

それではここから夫婦でお金を管理する具体的なやり方を紹介します。
夫婦でお金を管理する目標を決めたら、自分たちの今の収入、支出、すべての資産はどれくらいかを把握しましょう。
今の収入、支出、すべての資産を把握する際、紙の家計簿やエクセルを使い自分の手で計算する方法はおすすめしません。シンプルに手間がかかり家計管理が面倒になってしまうためです。
おすすめなのは、「マネーフォワード ME」のような家計簿アプリを活用する方法です。
家計簿アプリに銀行口座やクレジットカードを連携すると、入金と支払いの情報から自動的に家計簿が作成され、合計の資産を把握できます。
支出については、家賃、食費、日用品など家計簿アプリが自動的に費目を仕分けしてくれるため、基本的な家計簿作成の手間がなくなるのが大きなメリットです。
現金支払いした場合はレシートを家計簿アプリのカメラで撮影すれば自動的に金額や費目が分類されるので、やはりかんたんに家計簿を作れます。
お金の管理が難しいのは「面倒臭いから」ですが、家計簿アプリを使うとむしろ家計管理が楽しくなるのでおすすめです。
家計簿アプリの紹介はこちら▼
とりあえずどちらかでOK!夫婦の家計簿アプリおすすめ2選+α
【誰が家計を見るか】夫婦でお金を管理するシンプルなやり方

続いて、夫婦のどちらがお金を管理するかを考えましょう。
夫婦のうち資産形成に興味を持っている方がメインでお金を管理する
夫婦のどちらがお金を管理すればいいか迷ったときは、「夫婦のうち資産形成に興味を持っている方」をメインにお金を管理してみましょう。
というのも、資産形成に興味を持っているならば毎月の収支、貯金、投資などのお金を積極的に管理するようになり、お金の勉強もしながら少しずつ家計管理の適性がついてくるためです。
もちろん、「興味ある・好き」と「得意」は異なりますので、夫婦のもう片方も定期的に家計をチェックするようにして、メインとサブの役割でお金の管理を進めていきましょう。
理想は夫婦2人一緒にお金を管理すること
家計は夫婦が共に将来の人生の目的意識を持ってお金を管理できることが理想なので、ライフプランの目標を夫婦で共有し、家計簿を見ながら夫婦一緒に家計改善をするのがおすすめです。
夫婦2人で家計を管理をすれば、家庭のお金のことに意識が向き、無駄な支出を抑えることができるようになります。
また、夫婦でお金の話をする機会も時間も増えるため、夫婦円満につながっていくメリットもあります。
(注意)専業主婦が家計を管理するべきとは言い切れない
ちなみに補足ですが、「専業主婦が家計を管理すればいい」という固定観念はおすすめできません。
というのも、「資産形成に興味ある」という視点が抜けていると、お金の管理が疎かになってしまうためです。
今では自動的に家計簿が出来上がる便利なサービスがあり「家計簿をつけるのは大変」という時代は終わりました。
固定観念や時間の有無などの視点ではなく、将来の家計をより健全にしたいと思う、さらに具体的に家計改善を進んでできる人がお金の管理をするようにしましょう。
【銀行口座の使い分け】夫婦でお金を管理するシンプルなやり方

誰がお金を管理すればいいかという話をしてきましたが、ここからはどうやって銀行口座を使い分けてお金を管理するのがおすすめかを紹介していきましょう。
シンプルにお金を管理する方法として以下を紹介します。
- 自分の口座を家族共通のお財布として使う
- 自分の口座と家庭のお財布を分ける
- 費目別にお金を管理する(※おすすめしない)
なお、3つ目の「費目別にお金を管理する方法」もあるのですが、この方法はおすすめしません。
その理由も含めつつ、それぞれのお金の管理方法のメリット・デメリットを紹介していきましょう。
【おすすめ】自分の口座を家族共通のお財布として使う
最もおすすめの夫婦のお金の管理方法は【今使っている口座に専用の役割を持たせる方法】です。
妻と夫のすべての資産を「家庭全体の資産」と捉えて夫婦のお金を一つの財布として管理する方法になります。

- 夫の銀行口座 ⇒ 支出専用
(給与入金を)そのまま家賃・水道光熱費・食費・夫婦の娯楽費などの支出にあてる - 妻の銀行口座 ⇒ 貯蓄専用
(給与入金を)そのまま老後資金のための貯蓄にあてる - 新しい銀行口座A ⇒ 大型・突発の支出用
大型家電、自動車、冠婚葬祭など大型支出や突発支出のために貯蓄する - 新しい銀行口座B ⇒ 養育費専用
新しく口座を作り、子供の養育費専用として貯蓄する
のように、夫婦ですでに持っているそれぞれの銀行口座に「固定費・生活支出用」や「貯蓄用」などの役割を与えて専用の口座として使います。もし口座が追加で必要なら必要分を新規開設します。
支出用の口座に紐付けたクレジットカードを夫婦用に2枚持っておくと、お金の出口を1カ所にできるので、シンプルに家計管理ができます。
新しく銀行口座を開設する手間が減るのはもちろん、給与口座を使うのでお金の出入りが見えやすく別の口座へお金を移動させる手間と手数料を省くことができる点が大きなメリットです。
また、自分たちが持っているすべての口座を家計簿アプリに連携することでお金の透明化を図ることができ、家庭全体の資産状況が把握しやすくなります。
加えて重要なことですが、パートナーの預金残高がわかることでパートナーへの不信感が増えにくくなる点でも優秀な方法です。
- なるべくシンプルにお金を管理したい
- 自分の給与口座をパートナーに見せてもよい
自分の口座と家庭のお財布を分ける
自分の給与口座とは別に家庭の共通で使う銀行口座を新しく作る方法です。
自分の給与口座から共通口座に定期的に入金して、共通口座を収支や貯蓄の管理用として使います。
自分の銀行口座の残高をパートナーに見せたくないというときにも有効です。
たとえば、夫婦共働きの場合は以下のようになります。

- 夫の銀行口座:残高非公開。自分が自由に使える
- 妻の銀行口座:残高非公開。自分が自由に使える
- 支出用の新しい口座:家計簿アプリ連携。毎月定額を入金
- 貯蓄用の新しい口座:家計簿アプリ連携。毎月定額を入金
- 養育用の新しい口座:家計簿アプリ連携。毎月定額を入金
新しい銀行口座開設の手間や毎月お金を移動させる手間は増えますが、基本的にシンプルに夫婦でお金の管理ができます。
また、自分の給与口座を家計簿アプリに連携させないこともできるため、夫婦で自分の給与口座の状況を見せたくないという場合におすすめの方法です。
ただし、夫婦の預金残高を非公開にすると家庭全体の資産状況がすべて把握できない状態になるので、将来のライフプランや資産形成について夫婦であらかじめ丁寧に話し合っておくことが大切です。
また、パートナーの預金残高が不明になると不信感やイライラの原因になりますので、夫婦で納得の上で家計管理を行いましょう。
- なるべくシンプルにお金を管理したい
- 自分の給与口座の内容をパートナーに見せたくない
- 生活費は折半したい
- 夫婦共働き
費目別にお金を管理する方法はおすすめしない
そのほか、費目別に夫婦のお金を管理する方法もあります。
たとえば以下のような形です。
- 夫:固定費支払い(家賃、水道光熱費、ローンなど)。残ったお金は自由
- 妻:生活消費支払い(食費、日用品費、娯楽費など)。残ったお金は自由
- 貯蓄用口座:妻・夫のそれぞれが決められた金額を貯金する
夫婦で支払い費目を分担してしまうことで、支払い範囲が明確になる家計管理方法です。
しかし、このお金の管理方法は以下の理由からおすすめしません。
- 貯蓄用の口座を別途つくるのが手間
- 口座の役割があやふやになりやすい
- 夫と妻のそれぞれの口座でお金の出入りが発生するため資産の増減を把握しにくい
- 自由に使えるお金を使い過ぎてしまうと、必要な預金残高がなくなってしまうリスクがある
- 家計簿アプリに口座を連携しないと家庭全体の資産状況がすべて把握できない
妻の口座残高が先月は減ったが今月は増えた、夫の口座残高が先月は増えたが今月は減ったなど、家庭の資産の増減がシンプルで把握しにくい状態はお金を管理する上で避けるのが無難です。
先に紹介した2つの方法
- 自分の口座を家族共通のお財布として使う
- 自分の口座と家庭のお財布を分ける
のいずれかでシンプルに家計管理をするようにしてみましょう。
夫婦で上手にお金の管理を継続させるポイント

ここまで「誰が」「どうやって」お金を管理するかを紹介してきました。
何事もやってみることが大事ですので、まずは夫婦に会う形で早速お金の管理を初めてみましょう。
ここでは、さらに家計管理を継続させるためのポイントを
- 家計簿アプリの有効な使い方
- 上手な貯蓄のやり方
- 収入の増やし方
- 継続のさせ方
に分てサクッと紹介していきます。
【家計簿アプリ】使用する銀行口座・クレジットカードを連携する
今では銀行口座やクレジットカードを家計簿アプリに連携するだけで自動的に家計簿ができる時代です。
「家計簿を自分の手でつけたい」という方もいるかもしれませんが、家計簿をつけている時間を家庭の他のことに使うことでさらに家の生産性が上がります。
無料で十分な機能が使えますので、まず試しに使ってみましょう。
家計簿管理アプリ例▼
マネーフォワード ME【家計簿アプリ】すべてキャッシュレス(クレジットカード、〇〇Pay等)で支払う
家計簿アプリは現金払いだけではその真価を発揮できません。
買い物がスムーズにできて家計簿入力の手間もなくなりますので、支払いはクレジットカードなどのキャッシュレス決済に統一しましょう。
【家計簿アプリ】現金支払いをした時はすぐ手入力(レシート撮影)する
現金払いの買い物は家計簿アプリで把握できませんので、支払い後すぐに家計簿アプリに入力して収入・支出の抜け漏れがないようにする必要があります。
ちなみにレシート撮影機能を使うと自動的に金額や買い物の内容が家計簿アプリに登録されますので、入力の手間はそこまでかかりません。
【家計簿アプリ】管理費目はざっくりでOK
家計簿アプリは細かい費目に分類できますが、細かく管理する項目を分けすぎると今度は管理性が悪くなります。
細かく家計簿を管理することよりも「家計の無駄な部分を見つけて改善する」ことに重点をおくことが大切ですので、家計簿の費目分類はそこまで細かく分けなくても大丈夫です。
【家計簿アプリ】毎月の収支をチェックし不明な管理項目を修正する
「マネーフォワード ME」をはじめとした家計簿アプリでは自動的に家計簿が出来上がりますが、しばしば費目が「未分類」となっているものが出てきます。
「未分類」で表示されているものは何の支出・収入なのか分からなくなりますので、修正して未分類の項目が無いようにしておきましょう。
一回修正しておけば、次回、同じ店で買い物をしたときに修正した内容の費目に自動的に変更されます。
【上手に貯蓄】必ず貯蓄専用の口座を準備し、毎月先に貯金する
「支払いが済んで今月の残ったお金を貯金する」では貯金の優先度が下がり、上手に貯蓄ができません。
「給料が入ったら先に決めた分を貯金し、残りのお金(予算)を上手に使う」形にしましょう。
【上手に貯蓄】固定費を見直す
家計を見直したい場合はまず先に大きな支出である固定費を見直しましょう。
スマホなどの通信費、保険、ローン、電気料金、有料動画配信サービスなど、固定費を一つ見直すだけで年間で数万円の節約もできるようになります。
電気をこまめに消す、数十円安い食材を買いに隣町まで行くなどでも確かに節約できますが、まずはお財布に空いた大きな穴(固定費)を見直したほうが大きな効果を得ることができます。
【上手に貯蓄】おこづかい制は本質的ではないのでこだわる必要なし
最初に決めた目標の貯蓄を毎月達成できるのであれば、余ったお金を自由に使って問題ないため、おこづかい制とする必要はありません。
夫婦のうちどちらかの自制心が効かず浪費癖があるといった場合は、おこづかい制を取り入れて支出を管理するとよいでしょう。
【収入を増やす】転職・副業で収入アップを目指す
効率的に貯蓄を増やすには、支出を減らすことも重要ですが、同じように収入を増やすことも重要です。
たとえば年間50万円を節約するよりも、年収が50万円上がる会社に転職するほうが実は遥かに可能性が高くなります。しかも収入の伸び代も大きい。
転職に向けたスキルアップや副業のための予算を毎月確保して学び・経験を得るのもおすすめです。
【収入を増やす】貯蓄にも余裕をつくり投資で資産運用もする
貯蓄に余剰資金を作り、ぜひ投資による資産運用をしてみましょう。
少しずつ積立投資を行うなど、長期的に資産運用をすることで雪だるま式に利益を増やせたり、配当金による収入も増やすことも夢ではありません。
自分で働いてお金を稼ぐことももちろん大事ですが、「お金に働いてもらう」こともぜひ実践してみましょう。
【継続する】ざっくりでいいので毎月の予算を立てる
ざっくりとでもいいので毎月の支出の予算を立てておきましょう。
最初に設定した毎月の目標貯蓄額を確保するために、毎月の出費をいくらに抑えればいいのかを考えると予算を立てやすくなります。
【継続する】自分たち夫婦にあったやり方を探す
家庭環境は千差万別です。他の家庭で成功していることでも自分の家庭ではうまくいかないこともよくあることです。
このお金の管理のやり方は自分たち夫婦には合わないなと思ったら、一つのやり方にこだわらずいろいろなお金管理の方法を試してみましょう。
基本的には本記事で紹介している「シンプル」なお金の管理方法をベースにするのがおすすめです。
【継続する】生活を切り詰めるすぎると人生が楽しくなくなる。豊かな精神を保てる範囲で節約をする
豊かな生活を送るためにお金を管理しますが、将来の目標が厳しすぎて毎日の生活を切り詰めすぎると「今の生活」を楽しめなくなってしまいます。
将来も大切ですが、今の生活も同様に大切ですので、夫婦・家族が辛くない範囲での節約をしましょう。
夫婦でお金を管理する際のよくある質問

最後に、お金の管理によくある質問と回答をまとめましたので紹介します。
Q. 家計簿が続かない。どうすればよい?
A. お金の管理を成功させる5つの条件を実践して、できる限りシンプルに家計を管理する。
お金の管理を成功させる5つの条件▼
- 銀行口座の使い方がシンプルでわかりやすい
- 使う銀行口座の数が少ない
- 家計簿記入の手間がない
- 家庭全体の資産状況が夫婦で透明化されている
- 夫婦のどちらかが資産形成に興味を持っている
Q. 夫婦のどちらがお金の管理をするのがよい?
A. 投資や貯蓄に興味がある方に任せるのがよい。夫婦両方とも投資・貯蓄に興味あるなら2人で管理する。
Q. 自分の預金口座の状況を見せたくない時はどうすればいい?
A. 共通で使う銀行口座を開設し、毎月決められた額のお金を共通口座に入金する。共通口座は家計簿管理アプリに連携してお金の見える化をする。ただし、夫婦・家庭全体の資産状況は分からなくなるため、夫婦であらかじめ納得のうえ行うこと
Q. 夫婦のお小遣い制はやめたほうがいい?
A. おこづかい制をやめる必要はない。ただし、自己投資や副業のコストなど、家計を良くする成長のためのお金(予算)はおこづかいとは別で確保しておいた方がよい。なお、夫婦ともに自制心があり支出を管理できるならおこづかい制でなくてもよい。
Q. 専業主婦がお金の管理をやるべき?
A. いいえ、専業主婦であるか否かよりも、夫婦のうち資産形成に興味がある方をメインにお金を管理するとよい。
Q. 家計簿アプリのおすすめは?
A. マネーフォワード ME がおすすめ。口座やカード連携で自動的に費目が分類され、家計簿ができあがる。レシート読み込み機能で現金支払いにも対応。無料の範囲で十分使える。
Q. 家計簿アプリは安全?
A. 家計簿アプリは厳重なセキュリティ対策が施されていて安全性は高いと言える。ただし、普段の銀行口座の暗証番号と同様に、連携する口座のパスワードなどセキュリティ情報は自分で厳重に管理する必要がある。
夫婦のお金の管理方法まとめ

夫婦のお金の管理について紹介してきましたがいかがでしたか。
家計管理の成功の秘訣は「シンプルであること」です。
複雑になったり、不明な部分が増えるほど家計管理は正確にできず、難しくなり、挫折してしまいます。
まずはざっくりでいいので、手間なく家庭のお金の状況が全体的に把握できる状態を目指しましょう。
現状がわかれば、未来をよくするための改善策も見えてきます。
夫婦にあったお金の管理方法を見つけ、家族の生活を豊かにしていきましょう。
もしなかなか目標が決められない場合は、とりあえず「先月よりも1円でもお金(資産)を増やすこと」を夫婦でお金を管理する目的とするのがおすすめです。
自然と「余計な支出を減らす」「貯金、資産運用をしてみる」を無理なく実践できます。
家計管理に慣れてきてから改めて目標金額を作ってもOK。まずはスタートすることが大事です。