「結婚したけど夫婦の時間がなかなか作れず寂しい。」
「夫婦の時間がなく心の距離が遠くなってしまった気がする。」
こんな悩みを持っているならなるべく早く改善して夫婦一緒の時間をしたいですよね。
実際、円満でない夫婦は会話時間が短い、つまり「夫婦で過ごす時間が少ない」という調査データもあるため、夫婦で仲良く過ごしたいなら夫婦の時間を作ることは必須になります。
そこでこの記事では、夫婦の時間を簡単に生み出せるようになる具体的な方法を紹介していきます。
より良い夫婦関係や人生につながる「夫婦の時間にやりたいおすすめのこと」もあわせて紹介しますので、夫婦の時間をつくり有意義に過ごすためのヒントとしてぜひお役立てください。
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夫婦の時間についての調査データ
まず夫婦の時間に関する調査データから、現代の夫婦の現状を簡単に紹介しておきましょう。
子供を預けてデートをしたい夫婦は約7割。でもなかなか実現できていない夫婦も
子供がいない夫婦であれば2人きりでデートをしたり夫婦の時間は作りやすいですが、子供がいる場合はなかなかうまくはいきません。
アニヴェルセル総研が2018年に行った調査によると、子供を預けてデートに行きたい夫婦は約7割であるのに対して、実際に子供を預けて夫婦2人だけでデートに行ったことがあるのは約5割と、半数ほどまで減少しています。
画像:「アニヴェルセル総研」 第57弾、恋愛・結婚意識調査 結婚後の「夫婦水入らずのデート事情」をリサーチ 実は子持ち夫婦の約半数が経験。でもその意見は賛否両論!?
子供がいると面倒をみるために夫婦の時間をとることが難しくなりがち。
さらに、仕事や家事で時間を取られてしまうことで夫婦の時間はなかなか確保できず、コミュニケーションの頻度も減り、夫婦の心の距離も開きやすくなってしまいます。
円満な夫婦は「会話時間」が長い
円満な夫婦は上手に夫婦の時間を作り、会話などコミュニケーションを頻繁に行っています。
明治安田生命が2019年に既婚者へ行った「いい夫婦の日」に関するアンケート調査によると、「夫婦円満に必要なものは何か」という質問に対して「よく会話すること」が旦那と妻の両方で1位を獲得し、夫婦円満に重要なものと位置づけられています。
画像:明治安田生命 「いい夫婦の日」に関するアンケート調査を実施!
また、同調査の「平日・休日の会話時間はどれくらいですか」という質問に対しては
会話時間 | 円満な夫婦 | 円満でない夫婦 |
平日 | 121分 | 39分 |
休日 | 287分 | 99分 |
と、円満な夫婦はそうでない夫婦に比べて3倍近く会話時間が長いことがわかりました。
これはつまり、「夫婦の時間」を作り会話やコミュニケーションをすることが夫婦円満には重要ということができます。
夫婦の時間の作り方
前述の調査結果からも、夫婦が仲良く結婚生活を送るためには夫婦の時間を作り良好なコミュニケーションを行うことが重要となります。
忙しい毎日の中から夫婦の時間を作り出すのは難しいと思いがちですが、実はちょっとした工夫をすることで夫婦の時間は簡単に作り出すことができます。
ここでは、夫婦の時間をつくるための具体的な方法を紹介しましょう。
ステップ1:スケジュールを共有する
まずは何より夫婦のお互いの予定を共有しておくことが大切です。
たとえば、ランチや飲み会、ヘアカット、ジムでのトレーニングなど、自分の予定が発生したら都度共有しておきましょう。
夫婦の予定が把握できていれば夫婦共通で空いている時間も見つけやすくなります。
このとき、夫婦の予定共有用ツールとして、Googleカレンダーが無料で使えるのでおすすめです。
そのほか夫婦コミュニケーション用のアプリもあるので夫婦のやりやすいツールやアプリで予定を共有しましょう。
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ステップ2:あらかじめ夫婦で予定・やる内容を決める
予定の共有ができたら、あらかじめ夫婦の時間を決めて具体的な予定を入れてしまいましょう。
たとえば、
- 毎週金曜日の夜は夫婦でまったり晩酌
- 毎月第4土曜日は子供を預けて夫婦2人でデート
- 毎年1回は仕事の有給休暇を使って温泉旅行
など、具体的な予定を立てることで
「時間が空いたら夫婦の時間にする」
という受け身の気持ちから
「夫婦の時間のために予定を調整する」
という能動的な気持ちに切り替わり、実際に夫婦の時間をつくることができるようになります。
ステップ3:約束を破った場合のルールを決める
なるべく夫婦の時間を作ろうと頑張っても、どうしても都合がつかなくなってしまうこともあり得ます。
夫婦の時間をつくる約束を破ってしまったときのために夫婦独自のルールを作っておきましょう。
約束を破ったときのルールとしては、シンプルに「次の夫婦の時間のための貯金」をするというのがおすすめです。
たとえば休日のデートを急遽中止にする必要があったら、「デートに使う予定だった分のお金を次回の夫婦の時間を楽しむために貯金する」としておきます。
そして、次回のデートではその貯金を必ず使い切り、デートをより豪華なプランにグレードアップしましょう。
ランチやディナー、ホテルの客室、飛行機のチケットなど、ワンランク上のプランにできるため、体験としても思い出としても満足のいくものになりますよ。
今回は実現できず残念でしたが、次回は貯金分を使ってさらに豪華に楽しむことができるため、気持ちを未来に切り替えてモチベーションを高めることができます。
ステップ4:予定を実現するため先にすべてを手配してしまう
夫婦の時間を楽しむために予定を入れたら、その予定を実現するために可能な手配をすべて済ませてしまいましょう。
ホテルや飛行機、レストランなどの予約が必要であれば予約を完了してしまいます。
子供を一時的に預けるのであれば、両親あるいはベビーシッター、託児所などに頼んで面倒を見てもらうなどもあらかじめ手配してしまいます。
夫婦の時間が取れない大きな原因は「夫婦の時間を意識して作ろうとしない」「いつでも夫婦の時間は作れる」と優先度や本気度が低いことにあります。
予約をはじめ周りの人を巻き込んで、夫婦の予定を実現せざるを得ない状況を作ってしまいましょう。
ステップ5. 夫婦の時間を思い切り楽しむ
夫婦2人の時間になったら、思い切り楽しみましょう。
夫婦生活を長く続けるためには、自分とパートナーが出会ったときから結婚に至るまでの新鮮な気持ちを取り戻すことが欠かせません。
夫婦のお互いがパートナーに集中することで、夫婦の時間の満足度も上がり、パートナーの大切さを感じることができ、円満な夫婦としてその後も仲良く過ごせるようになります。
「自分一人の時間」も大切にしよう
夫婦の時間を作ると同時に、夫婦相談の上で自分一人の時間もあわせて予定しましょう。
自分一人の時間はとても重要です。なぜなら、結婚生活も人生も、自分を大切にできていない状態では幸せになれないからです。
誰の目も気にせず自分一人で自由に楽しむ時間は、ストレス解消やリフレッシュになり長い結婚生活・夫婦生活を送る上で大切なメンテナンスになります。
夫婦の時間を作ることも大切ですが、何より旦那・妻がいち個人として健全な状態になっていることが大前提。
パートナーと相談の上で、好きなことをしたり十分な休養をとるために夫婦の時間とは別に一人の時間もあわせて作るようにしておきましょう。
夫婦の時間にやること、おすすめのアイデア
夫婦の時間を作る具体的な方法を紹介してきました。
ここではさらに、
- 夫婦の時間が1日〜数日単位でとれる場合
- 夫婦の時間が数時間〜半日単位でとれる場合
- 夫婦の時間があまりとれない場合
に分けてそれぞれおすすめの夫婦の時間の過ごし方を紹介していきましょう。
夫婦のパターン別のおすすめの趣味は以下の記事にまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。
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【夫婦のタイプ別】共通の趣味おすすめ31選
夫婦の時間が1日〜数日単位でとれる場合
まず、夫婦の時間を1日〜数日と比較的長い期間とれる場合のアイデアです。
デート
夫婦でおしゃれをして楽しく買い物に出かけたり、行ったことのない街や施設にくり出したり、カップルのときを思い出せるようなデートは定番です。
特に新しい街やお店にチャレンジすると新鮮な刺激を得ることができるのでおすすめです。
旅行
1泊2日から数日の夫婦の時間がつくれるなら行きたい場所へ旅行へいくと楽しい思い出ができます。
今では安価に海外旅行もできる時代ですので、異文化や非日常を感じることで刺激が得られ、夫婦生活にスパイスが加わります。
キャンプ・グランピング
キャンプやグランピングは、自然の中で非日常を感じることができるアイデアとしておすすめです。
すんだ星空のもと、たき火を見ながら美味しいコーヒーで語り合う。とても洗練された「何もしない」をするのに最適です。
夫婦の時間が数時間〜半日単位でとれる場合
続いて、夫婦の時間が数時間単位でとれるときのおすすめの楽しみ方です。
スポーツ、レジャー
夫婦で一緒にスポーツやレジャーを楽しむのもおすすめです。
健康的な体づくりになりますし、共通の趣味としてコミュニケーションや楽しみにもつながります。
趣味
インドアでもアウトドアでも、夫婦が一緒に楽しめる趣味は共通の楽しみとして生涯的に貴重な存在となります。
ドラマ・映画観賞
Netflixなどで気になるドラマを見たり、映画を見るのもおすすめ。
生活の中での夫婦の話題もつきなくなりますし、次のストーリーが気になって積極的にまた夫婦の時間をつくろうとする好循環を生み出せます。
買い物
ファッションが好きならアパレルブランドを巡る、新しい家具がほしければIKEAなどエンタメ性のある施設で楽しむ、家電が欲しければ家電量販店で実際に体験するなど、買い物は楽しい夫婦の時間を作るのにうってつけです。
掃除・洗濯・片付けなどの家事
夫婦の時間にあえて家事をするのも一つの手。掃除や洗濯を一緒にすることで、家がきれいになりますし、一緒に家事をすることでの一体感も生まれます。
また、便利な収納のアイデアや家具のレイアウトを変えてみるなど、生活の利便性を高める気付きも得られます。
夫婦の時間があまりとれない場合
夫婦のお互いが忙しくてあまり夫婦の時間がとれないときのおすすめの楽しみ方です。
イチャイチャ、スキンシップ
心の距離は体の距離に比例します。
キスやハグをするなど、夫婦のお互いの肌に触れ合ってスキンシップを行ったり、イチャイチャするのは夫婦の絆を深めるために重要です。
意識しないといつの間にかスキンシップの頻度が下がりますので、ぜひ積極的に行いましょう。
関連記事
外食
レストランを予約しておいておしゃれなディナーを楽しむ、あるいは行きつけの居酒屋に行って気軽にワイワイ楽しくお酒を飲むなど、外食は短時間でも満足感が得られるおすすめの夫婦の時間の使い方です。
自宅で手料理
自宅で夫婦一緒に料理をつくるのも楽しく夫婦の時間の使い方としておすすめ。
作った料理の感想を伝え合うことで気持ちを通わせることができ、次回は何を作ろうかと次の予定につなげることもできます。
自宅で晩酌
自宅でまったりとお酒を飲んで語らうのもとても楽しい夫婦の時間です。
いつもとは違うお酒やおつまみを見つけて新しい発見をしてみるのは次の晩酌の楽しみにつながるのでおすすめです。
思い出の写真・動画を見返す
夫婦の過去の写真や動画を見返して思い出に浸るのもとても楽しい夫婦の時間です。
子供との家族写真、ハネムーンや旅行先での動画、普段撮影した何気ない写真など、たまに見返すと懐かしさを感じて夫婦の絆も再確認できます。
勉強
夫婦の時間を勉強の時間とするのも大変有意義でおすすめ。
たとえば、資産形成のために夫婦でお金の勉強をする、あるいは最新の育児・教育方法を学ぶなど、その後の結婚生活を豊にする学びを得ることができます。
1人では大変な勉強もパートナーと一緒なら継続も難しくなくなるでしょう。
意見交換
夫婦や家族の将来や普段抱えている悩み・不満などについて、夫婦で腹を割って意見交換をすることは本当に重要ですのでぜひ夫婦の時間に取り入れたいおすすめのテーマです。
お金、家計、仕事、育児、教育、家事、ローン、など、結婚生活をする上での現実的な部分の意見をすり合わせしておくことで、将来に渡り家族が同じ方向をむいて協力しあえるようになります。
一緒に入浴
夫婦の時間がとれなくても一緒に入浴することで、スキンシップや会話が自然とできるため夫婦の一体感も生まれます。
一緒の布団に入る
一緒の布団に入って会話したりスキンシップをするのもとても良い夫婦の時間です。
円満な夫婦の10組のうち8組は寝室が同じという調査データもありますので、ふだんは寝室が別でも、たまには夫婦で一緒の布団に包まれるのも刺激があってよいものです。
まとめ:夫婦の時間を積極的に作ろう
いかがでしたか。
夫婦円満には、夫婦のコミュニケーションが欠かせません。
そのためには夫婦の時間を積極的に作る必要がありますが、なかなか思うようにいかないことも
「夫婦の時間を作れるように頑張る」という精神論は解決策になりません。
ただの思考停止状態になってしまいますので、ぜひ今回紹介した方法をヒントに、具体的な方法・仕組みによってを夫婦の時間をつくりましょう。