あなたは夫婦になったことを後悔していますか?
幸せな家庭を築きたいと願い結婚して夫婦になったにもかかわらず、「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔している夫婦は実は思いのほか多いもの。
実際、日本では結婚した夫婦のうち約3組に1組の夫婦が離婚しており、夫婦での共同生活に悩んでいる夫婦は少なくない状況です。
そこでこの記事では、パートナーと夫婦になったことを後悔しているという方向けに
について、わかりやすく紹介していきます。(※上記のメニューをクリックすることで目的の項目にジャンプします)
夫婦関係で後悔している現状を良くするヒントが得られますので、ぜひ本記事をお役立てください。
目次(タップで各項目へジャンプできます)
後悔している夫婦は多い
まず、実際に結婚を後悔している夫婦はどれくらいいるのかを簡単に紹介しておきましょう。
約半数の妻は夫婦について後悔している
2015年にプレジデントウーマンが行った調査によると、今の旦那に後悔したことがある女性は約半数にのぼり、少なくない数の既婚女性が旦那に対して後悔したと感じているようです。
画像:既婚女性500人に調査「今の夫と結婚してよかったですか?」|PRESIDENT WOMAN より
こちらの調査は30歳から59歳の既婚女性に対して行っているもので、50代では6割以上が後悔しているなど、夫婦歴が長いほど後悔の年が高まりやすいことが伺えます。
では20代など若い世代についてはどうでしょうか。
2019年にマイナビウーマンが行った結婚に関する調査によると、アンケート対象となった22歳から37歳の既婚女性のうち約3人に1人の既婚女性が結婚を後悔していると回答しています。
画像:結婚に焦った末路。31.8%の女性が「結婚を後悔」する理由|マイナビウーマン
先の調査よりも比較的若い層が対象で、新婚のように結婚してから日が浅い人も多いと思われるにもかかわらず、3人に1人は夫婦での生活に悩んでいるという結果は、夫婦で長期にわたり生活することの難しさを表していると言えるでしょう。
夫婦になって妻が後悔した10のこと
悩んだり後悔している妻がいることはわかりましたが、夫婦関係のどのような点に悩んでいるのでしょうか。
妻が後悔していることとして以下が挙げられます。
妻が後悔したこと(1) 旦那と価値観・性格がずれている
「価値観のズレ」は夫婦関係を揺るがし後悔する大きな原因になります。
価値観がズレていると、お金の使い方、時間の使い方、家事・育児方針など普段の生活で些細なことにもイライラして夫婦喧嘩にも発展しやすくなってしまいます。
妻が後悔したこと(2) 出産・育児(できちゃった婚)で自由な時間がない
家事と仕事の両立でも大変なのに、出産をすると自分の時間がほぼゼロになります。
睡眠時間も削られ、趣味もできず、コントロールできない子供に頭を抱えてストレス過多に。
子供を授かることはこの上ない幸運ですが、特にできちゃった婚(授かり婚)の場合、やはり自分の人生に制限がつくため後悔する場面も出てくることになります。
妻が後悔したこと(3) 旦那が育児・家事をしてくれない
今は家事や育児の分担が当たり前の時代ですが、昭和的な古い考えをもった旦那と結婚してしまうと、家事や育児もワンオペで負担がのしかかってきます。
夫婦で一緒に家庭をつくるという理想とは裏腹に、自分だけ辛い思いをしてしまい「なんでこんな旦那を選んだんだろう…」と夫婦になったことを後悔するはめになってしまいます。
妻が後悔したこと(4) 旦那の収入が低い、お金を自由に使えない
日々の生活や住居費をはじめ、子供の教育費、老後資金など、夫婦・家族で生きていくためにはお金がかかるため自由にお金は使えません。旅行やぜいたくをしたいならなおさらです。
旦那の収入にも頼りたいところではありますが、旦那の収入が少ないことでお金の制限はさらに増え、もう少し稼ぐ力のある男を選べばよかったと後悔を感じることも出てきます。
関連記事
【V字回復】旦那の給料(年収)が下がった・低い時にできる4つの選択肢
妻が後悔したこと(5) 旦那の生活習慣が悪い
一日中だらだらゲームをしていたり、休日なのにずっと寝てばかりで何もしない旦那。
生活習慣が悪い旦那と一緒にいると、生活が一気に退屈で色の無いものになってしまうため、夫婦でやりたいこともできず「こんなはずでは…」と旦那に後悔しながら生活を送るハメになります。
妻が後悔したこと(6) 旦那がマザコン、嫁姑問題
旦那がマザコンだったら悲劇。加えて姑が出てきて嫁姑問題になったらさらに悲劇。
姑との不仲やいじめで悩む人も多く、夫婦になって妻が後悔する代表例といえるでしょう。
妻が後悔したこと(7) 旦那に浪費癖がある
旦那がギャンブルや高価な買い物にお金を使ってしまったり、金銭感覚がおかしい浪費家だと将来の貯蓄が無くなり困ることに。
特にギャンブルはお金も時間も使った結果何も得られず、夫婦・家族の時間も無くなり後悔してしまいます。
妻が後悔したこと(8) 旦那が上から目線、モラハラ
「お前は年収が低いんだから」「家事が全然効率的にできてない」などといって、常に上から目線で文句の多い旦那とは一緒にいてもイライラするだけです。
さらにはお店の店員に対しても上から目線で偉そうにしている旦那は小さい人間と感じて、この人と一緒になって良かったのだろうかと疑問や後悔が湧いてきます。
妻が後悔したこと(9) 不倫される、旦那が女性として見てくれない
お互い愛し合って結ばれたはずなのに、いつからか女性として見られなくなりカラダの関係も夫婦関係も希薄に。
あげくの果てに旦那に不倫され泥沼化してしまうなど、夫婦の悩みや後悔は尽きません。
妻が後悔したこと(10) 旦那が自分優先で家庭をないがしろにされる
「仕事に集中したいから平日は家事育児をよろしく」
「仕事でお金を稼ぐためにリフレッシュしたいから休日も家事育児よろしく」
のように、自分のペースを優先する旦那の場合、家庭をないがしろにされてしまうことも。
妻として納得しているならよいですが、家事や育児の負担がかなり大きく、夫婦の時間もとれず生活で寂しい思いをして「思っている生活と違う」と後悔の念を抱いてしまいます。
夫婦になって旦那が後悔した10のこと
妻が後悔していることについて紹介してきましたが、一方で旦那が後悔していることにはどのようなものがあるのでしょうか。
旦那が夫婦になって後悔することとしては以下が挙げられます。
旦那が後悔したこと(1) 妻と性格や価値観が合わない
妻と性格や価値観が合わず、些細なことでイライラしてしまい喧嘩に発展するなど、考え方にズレがある場合です。
価値観や性格のズレは離婚の原因としても1位になっています。特にお金に関する価値観のずれは大きなトラブルの原因となり後悔することになります。
旦那が後悔したこと(2) 自分の自由な時間がない
家事や夫婦の時間などにより自分一人の時間が大きく減り、さらに子供が生まれると自分の時間はほとんどなくなるため、時間の無さにかなりの苦痛とストレスを感じることになります。
実現したい目標があっても、そのために使える時間がなくなるため夢をあきらめるなど夫婦になってから後悔することも少なくありません。
旦那が後悔したこと(3) 妻からマウンティングされる
収入が低い、家事や育児が下手など、妻からマウンティングされて弱い立場に置かれてしまうと精神的にストレスとなります。
対等な立場で夫婦の幸せな生活を送れると思ったのに、常に上から目線でモノを言われることが苦痛で後悔してしまうことに。
旦那が後悔したこと(4) 妻が家事・育児をしてくれない
仕事に集中したい旦那であれば、妻に自宅の環境をある程度整えてもらいたいと考える人も多くいます。
しかしながら、夫婦の家事・育児の負担のバランスがうまくとれず、家事や育児までも消極的で男性に負担が大きくのしかかってしまうことで精神的に追い込まれ後悔することもあります。
旦那が後悔したこと(5) 妻の束縛・依存が強い
妻から定時連絡を求められたり、門限があったりと、行動を束縛されることで後悔するケースもあります。
疑心暗鬼になった妻の束縛がエスカレートすることもあり、潔白を説明しても聞き入れてくれないため精神的に追い込まれてしまいます。
旦那が後悔したこと(6) 妻との生活習慣、文化が大きくズレている
自分はミニマルなシンプルライフを理想としているのに、妻はモノを捨てられずいつもごちゃごちゃと雑然とした部屋にしてしまう。
あるいは、地元の独特なよくわからない習慣を生活にも持ち込んできて困るなど、夫婦で生活習慣や文化の違いから後悔することもあります。
旦那が後悔したこと(7) 妻と味の好みが違う
自分は濃い味が好きでも、妻はうす味が好き。こうなると食事のたびに料理の味付け論争が起こり、夫婦喧嘩に発展してしまいます。
料理の味つけは毎日の生活にかかわる問題のため、イライラが募る機会も多くなってしまいストレスから後悔につながってしまいます。
旦那が後悔したこと(8) 妻の態度が一変した
昔は優しかったが、結婚後は支配的になりあごで使われるようになってしまったなど、妻の態度が一変してしまうこともあります。
見抜けなかった自分にも悔しい想いが募り「こんなはずじゃなかった…」と夫婦になったことを後悔してしまいます。
旦那が後悔したこと(9) 妻が働いてくれない
今の日本では老後の資金問題をはじめ、蓄財や資産形成が重要なテーマになっており、共働きしている夫婦も増えています。
そんな中「私は専業主婦だ」と断固として働こうとしない妻がいると、旦那の収入の負担が大きくなり、将来的なお金の不安と共に夫婦になったことに対する後悔も膨らむことになってしまいます。
旦那が後悔したこと(10) 妻が両親や親戚と仲良くしてくれない
親戚同士は仲良く円満でありたいものですが、嫁姑問題をはじめ、親戚と妻の中が悪くなることもあります。
一度両親や親戚を嫌いになってしまうと、その後も悪循環によって関係修復ができなくなってしまうため親戚との交流が円滑にできないことに。
親戚づきあいは切っても切れないもののため、長い夫婦での生活で悩むことになってしまいます。
夫婦が後悔する原因は実はたったの5つ
ここまで、夫婦が後悔している内容について紹介してきました。
夫婦が後悔してしまう悩みは、実のところ、以下のたったいくつかの原因が引き起こしています。
- 相手の理解が足りていなかった
性格や負債を知らず、外見や年収などパートナーの本質を理解しないまま夫婦になった - 結婚がゴールになっていた
結婚をあせっていた。押しに負けた - 人生の選択肢を狭めてしまった
できちゃった婚(おめでた婚)など、責任を取らざるを得ない状態に陥っていた - 夫婦の生活を甘く考えていた
家事、育児、仕事と生活の大変さを甘く見ていた。お金の負担を甘く見ていた - 不安の解決を先延ばしにした
パートナーの悪い癖を後で変える、変わると思っていた
あなたにも心当たりがありましたか?
これら夫婦の後悔につながる原因は結婚後にはどうしようもできないと思うかもしれません。
しかし、実のところ、今の夫婦関係をよりよくするための対策と心構えというのはあり、誰でも実行できます。
ここからは、そんな夫婦の後悔を消すための具体的な改善方法を紹介していきましょう。
後悔している夫婦がやるべき改善方法
それでは結婚で後悔している夫婦がやるべき改善方法を詳しく解説していきましょう。
具体的には以下の5つのステップを実践していくことが大切になります。
- 後悔している原因を洗い出す
- 後悔している原因の解決策を自分なりに考える
- パートナーに自分の本音を伝え、相手の本音も受け入れ、徹底的に話し合う
- 問題の改善策とうまく生活する仕組みを考える
- 改善策を1つずつ取り入れて生活する
詳しく解説しましょう。
1. 後悔している原因を洗い出す
まず、自分が何に対して後悔しているのか、そしてその原因は何なのかを掘り下げていきます。
以下の項目について、紙に書き出してみましょう。
- パートナーの何に悩んで後悔しているのか
- 悩んでいる行動の原因は何か
- なぜパートナーはその行動をするのか
後悔している原因を洗い出す例
たとえば「旦那がオンラインゲームばかりして家事も育児もしない」ことに悩んでいる場合であれば、
- パートナーの何に悩んで後悔しているのか
⇒ 旦那が家事・育児をぜんぜんしない - 悩んでいることの原因は何か
⇒ オンラインゲームばかりしている - パートナーがその行動をしてしまう原因は何か?
⇒ ゲームが好きだから? ストレス発散? 現実逃避している? 依存症? 実はeスポーツのプロを目指している? 自分が辛く当たってしまっている?
のように考えることができます。
特に3つ目の「パートナーがその行動をしてしまう原因」は自分の想像していない重大なことが原因で起こっているかもしれない可能性もありますので、可能な限りリストアップしてみましょう。
2. 夫婦になって後悔している原因の解決策を考える
続いて、パートナーの行動の原因について対策を考えます。
前のステップの「パートナーがその行動をしてしまう原因」でリストアップした原因を解決するには何をすればいいのかを考えていきましょう。
なお、いつも旦那へマウンティングしているなど、自分が原因でパートナーが問題行動をとっている場合もありますので、自分・相手の双方の立場から原因を考えることが大切です。
後悔している原因の解決策の例
たとえば、先の例に挙げた「旦那がオンラインゲームにはまって家事・育児をしない」ことの原因と解決策は以下のように考えることができます。
- ゲームが好きだから?
⇒ 自分がそのゲームについて知り、なぜ旦那がハマるのか理解してみる。その上で生活とのバランスをとってもらうように話し合う - ストレス発散? 現実逃避?
⇒ 仕事など何か大きなストレスの発散のためにゲームに逃げているなら、心のケアのために時間を与える。運動など別のストレス解消方法を取り入れる。仕事での悩みなら転職など環境を変える。 - 依存症?
⇒ ゲーム依存症になってしまい止めたくても止められないなら、一度夫婦で医師のカウンセリングを受ける - 実はeスポーツのプロを目指している?
⇒ 自分もeスポーツについて理解を深める。その上で応援するか判断する。応援するなら成果が出るまでの期限を決める。 - 自分が辛く当たってしまっている?
⇒ 自分が旦那に対して辛く当たってしまうために、ゲームに引きこもってしまうなら、自分の悪い点を止める
それぞれの原因によって、改善策はまったく違うものになりますので、一つ一つ考えられる原因と改善をていねいに検討しましょう。
3. パートナーに自分の本音を伝え、相手の本音も受け入れ、夫婦で徹底的に話し合う
自分が悩んでいるパートナーの行動について、夫婦で真面目に話し合いをする場を設けましょう。
「私は今あなたのこの行動にとても悩んでいて、今後のためにも真面目に話し合いをしたい」と素直に自分の本音を伝えます。
家事や育児が大変で辛いこと、あるいは、パートナーへの心配についてを伝えましょう。
さらにパートナーの言い分も深く聴いて話し合いをしていきます。
自分に不満がたまっていると、相手が悪いと決めつけがちですが、実は「自分がパートナーにストレスを与えていることが原因」という場合もよくあります。
パートナーの正直な言葉を引き出せるかどうかが今後の夫婦・結婚生活を改善する上で大変重要になります。
必ず相手の言葉を聴き【まずは否定せずに受け止める】。その上で原因の対策を検討していきましょう。
4. 問題の改善策とうまく生活できる仕組みを考える
パートナーから何が原因かを聞けたら、夫婦2人で解決策を考えていきましょう。
あらかじめ自分で考えておいた解決策も提案しつつ、パートナーにどんな行動が必要なのかを具体的に実現できる形にしていきます。
改善策と仕組みを考えるときの例
たとえば、ゲームをして家事・育児をしない旦那の原因が「仕事のストレス発散」であれば、
- 転職活動をしてストレスない仕事環境を探す
- ストレス耐性をつけるトレーニングを取り入れてみる
- 週1回一緒に運動して別のストレス解消方法を取り入れてみる(ゲームよりは健康につながる)
といった方法で、少しずつ変化をつけて対策をしてみましょう。
何よりも重要なのは、「相手を理解しようとすること」です。
自分が先入観で「くだらない」と思っていることでも、パートナーにとってはとても大切なこともあります。
突き放さず、片方の側面しか見るのはやめて、丁寧にパートナーを理解し、夫婦一緒に問題解決をしていきましょう。
5. 改善策を1つずつ取り入れて生活する
夫婦で話し合った結果、いくつか取り入れてみようという解決策が出てきますので、実際に取り入れて生活してみましょう。
このとき、取り組む改善策は1つずつにしましょう。
というのも、一度にいくつも改善しようとすると続けるのが難しくなり結局挫折してしまうからです。
1つの改善策につき1〜3ヶ月ほど実践して習慣化できてきたら、また別の改善策を取り入れて一つずつ変化をつけていくようにして丁寧に進めましょう。
少しずつであれば夫婦で力を合わせて問題を解決していくことも難しくなくなります。
夫婦が後悔する原因と改善方法まとめ
夫婦が後悔する原因とその解決方法について解説してきましたが、いかがでしたか。
結婚して後悔している人は少なからずいますが、どんな状況でも改善しようと前向きに取り組むことで夫婦関係を良くすることができます。
そのためには夫婦で徹底的に話し合い、相手を受け入れ、夫婦2人で手を取り合って生活を変えていく必要があります。
相手を見限るのは簡単ですが、困難を乗り越えることで絆が深まり幸せな夫婦の結婚生活を送ることにもつながります。
本記事があなたの夫婦関係を良くするヒントとなれば幸いです。