夫婦生活の頻度は夫婦の年代に応じて減っていくのが一般的ですが、
「うちは夫婦生活が少なくてパートナーと心の距離が空いてる気がする」
「周りの家庭はどれくらいの頻度でしているんだろう」
など、気になる方も多いでしょう。
セックスの頻度が自分たちにとって心地よい状態でないなら、ストレスや夫婦のすれ違いが生まれて夫婦関係が悪くなるきっかけになってしまいますから、なるべく良好な状態にしたいもの。
そこでこの記事では、夫婦生活の頻度について悩みを抱えている方向けに
- 夫婦生活の頻度に関する調査データ
- 夫婦生活の頻度が減る原因・きっかけ
- 夫婦生活の頻度を増やす7つの方法
- 夫婦生活に関するよくある悩み(子供がいたら、マンネリ脱出、誘い方、断り方 など)
について詳しく紹介していきます。
この記事を読んでいただくことで、一般的な夫婦のセックスの頻度がわかり、さらに夫婦生活の頻度を高める(ちょうどよくする)ためのヒントを得ることができます。
ぜひお役立てください。
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【年代別】夫婦生活の頻度に関する調査データ
夫婦生活の頻度はどの程度なのか、実際の調査データを見てみましょう。
以下は2007年に日本大学人口研究所とWHO(世界保健機関)が共同で行った「仕事と家族」に関する全国調査の結果です。(有効回収数4,624件)
画像:全国調査「仕事と家族」より 女性の就労観と夫婦間の性交渉の頻度について|一般社団法人 中央調査社
調査結果を一言で言うと、夫婦の年代(年齢)が上がっていくにつれて性交渉(夫婦生活)の頻度は減っていく傾向が見られました。
夫婦生活の頻度を年代別に整理すると以下のようになっています。
- 20代:1週間に1回〜数回、少なくとも2週間に1回の頻度の夫婦が半数以上
- 30代:1ヶ月に1回が最も多いが、月に2〜4回、半年に1〜3回、全くないまで幅広い
- 40代:全くない夫婦が4組に1組と最も多い。次いで半年に1〜2回、1ヶ月に1〜4回の頻度
- 50代:全くない人がおよそ半数で最多。次いで半年に1〜2回、1ヶ月に1〜2回と続く
それぞれの様子を見てみましょう。
20代の夫婦生活の頻度
夫婦生活の頻度の傾向を見ると、20代は性欲が盛んでありセックスの回数が月に4〜10回を超えることも。
新婚となる夫婦も多く、セックスコミュニケーションも盛んになる条件がそろっていることも要因として挙げられます。
30代の夫婦生活の頻度
30代の夫婦生活の頻度は1週間に1回(月4回)〜半年に1-2回、まったくない人まで幅広く分かれます。
出産や仕事をはじめとしたライフスタイルの変化も大きい年代であり、夫婦によって生活の状況が大きく異なってきていることが要因として挙げられます。
40代の夫婦生活の頻度
40代は夫婦生活をまったくしない割合が増えてきます。半年で数回など30代に比べても性交渉の頻度は減りセックスレス状態となる夫婦も。
性欲の減退、家族計画もひと段落している夫婦が増えてくることも要因と言えるでしょう。
50代の夫婦生活の頻度
50代はおよそ半数が夫婦生活が全くない状態に。体力や性欲の減退、子供の自立により老後に向けてライフスタイルが変わりはじめるタイミングなどが重なり、夫婦生活の頻度は大きく減っていきます。
また、結婚歴が長い夫婦ほど「今さら無理」のように、パートナーとの夫婦関係のカタチも変わってきていることも要因の一つとなっているでしょう。
各年代の夫婦生活の頻度TOP3を表にまとめましたので、あわせて参考にしてみてください。
年代 | 頻度1位 | 頻度2位 | 頻度3位 |
20代 | 1週間に1回 | 2週間に1回 | 1週間に2-3回 |
30代 | 1ヶ月に1回 | 全くない | 半年に1-2回 |
40代 | 全くない | 半年に1-2回 | 1ヶ月に1回 |
50代 | 全くない | 半年に1-2回 | 1ヶ月に1回 |
ちなみに同調査によると、夫婦の同居年数が長くなるほど、性交渉(夫婦生活)の頻度は下がる傾向にあるということもわかっています。
年代別で見ても、同居年数でみても、夫婦生活の頻度は基本的に減っていくものという前提で生活するのが良さそうですね。
夫婦生活の頻度が減る原因・きっかけ
ここからは、パートナーとの夜の営みが減っていると悩んでいる人向けに、夫婦生活の頻度を増やす方法を紹介していきます。
夫婦生活の頻度が下がってしまうのにはいくつかのきっかけや原因があります。
原因がわからなければ改善はできません。まずはあなたに当てはまるものがあるか、確認してみてください。
忙しくて疲れている
疲れているときは生活のやる気も下がっており夫婦で夜の営みどころではありません。
気力も体力も減っているので夫婦生活をする気も起きない、したくてもできない、だから誘いを断り続ける、という悪循環に陥ってしまいます。
出産して心身に変化があった
出産がきっかけでパパ・ママそれぞれで以下のような体や心境の変化が起こり、夫婦生活の頻度が減ってしまうこともあります。
ママ側の変化
女性の場合は出産により「母親」になったことで生活の優先順位が夫から子供に移り、夫への興味関心や夫に向ける時間がどうしても減ってしまいます。
特に出産直後は出産による体のダメージもあり、育児で余裕もなくなり「夫婦生活をしている場合じゃない」という判断をするのは仕方のないことでしょう。
パパ側の変化
男性の場合は、妻が「一人の女性」から「一人の母親」になったことで心理的に今までと同じように接することができなくなることもあります。
その結果、夫婦生活をしたい気持ちもさがり、頻度も減ってしまいます。
なんとなく面倒くさい
「夫婦生活がなんとなく面倒くさい」というのは、実は心理的には以下の2パターンに分かれます。
- 夫婦の夜の営み自体を避けたい(ネガティブ要因)
疲れ、ホルモンバランスの乱れ、パートナーとのセックスに魅力を感じていない など - セックスよりも優先したい何かがある(ポジティブ要因)
⇒ SNS、ネット動画、ゲーム、ドラマ、趣味 など
前者は夫婦関係の改善や夫婦生活についての工夫を、後者は夫婦で一緒に楽しむ時間を増やすなどの対策を打つ必要があります。
気持ちよくなくなった
たとえば女性の場合、更年期であったり強いストレスなどでホルモンバランスが崩れると「濡れにくい」状態になり性的満足を感じにくい状態に陥ってしまいます。
ストレスを減らすことはもちろんですが、たとえばスローセックスによってパートナーとのコミュニケーションを深くしていくなど工夫が必要となります。
作業的で愛を感じられない
せっかく夫婦で愛を確かめあえる機会なのに、作業的であったり、言葉や思いやりも感じられず、文字通り「性欲を満たす」だけになっているため、夫婦生活に満足できないことも。
セックス前後のコミュニケーション全体をとおして、大切にされていると感じられなければ満足度も下がり、夫婦生活の頻度も下がってしまいます。
生活リズムがパートナーとかみ合わない
夫婦が共働きで自分は日勤、旦那は夜勤のように、夫婦の生活リズムが噛み合っていないと夫婦生活をするタイミングも減ってしまいます。
休日もやらなくてはいけないことがあったり、そもそも眠気や疲れでセックスする気が起きない状態では、自然と夫婦生活の頻度が減ってしまうのも当然と言えるでしょう。
妊活で義務感・プレッシャーがある
妊活をしているときは決まったタイミングでセックスを「しなければならない」義務感が生まれます。
また、妊活期間が長くなると「今度こそ妊娠してほしい」という強いプレッシャーも夫婦で感じるようになるので、心から夫婦生活を楽しめない状態にも陥ります。
理性なく、自由に、本能的に楽しむ夫婦の営みが義務感やプレッシャーに包まれてしまうことで「夫婦生活が辛いもの」に変わってしまうのです。
子供がいてチャンスがない
- 何をするにも子供と一緒でスキがない
- 子供を寝かしつけしてそのまま寝てしまった
- 寝室が一緒なので子供が起きないか不安
など、子供がいると夫婦生活のチャンスが減っていきます。
この場合は、意図的に夫婦だけの時間と空間を作るように計画的に動いていく必要があります。
マンネリ化して刺激がない
同じことの繰り返しで飽きてしまうのは夫婦生活においても同じです。
いつもと同じ空間。いつもと同じ流れ。新しい刺激がない状態は一言で「つまらない」ため、セックス事態に興味をなくしてしまいます。
誘いを断られ続けている
結婚生活をしていると、疲れていたり気分が乗らないときなど夫婦生活の誘いを断る・断られることも出てきます。
夜の営みに誘っても断られることが増えると、「自分には魅力がないのでは」「嫌われているのではないか」など自信を失ってしまいます。
さらに「不倫をしているのでは」など、あらぬ疑念を抱くことにもつながってしまうので、断る場合も上手なコミュニケーションが必要です。
夫婦生活の上手な断り方は後半で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
パートナーの魅力が減った
年齢を重ねると、お腹が出る、肌の張りがなくなる、髪が薄くなる、顔が老けるなど体にもさまざまな変化が出てきます。
若くて美しかった、あるいはたくましかったパートナーが今では見る影もないと感じてしまうと、夫婦生活をする気も起きにくくなり、自然と頻度も減ってしまいます。
不倫している
夫婦生活の頻度が減ってる要因として、他の相手と不倫をしておりいる可能性もあり得ます。
不倫相手を通して性欲を発散している場合、その分夫婦生活も減ってしまうためです。
さらに、不倫が原因のトラブルや離婚にも発展しうるため夫婦の危機的状況といえます。
そもそも夫婦関係が悪い(愛情が減った)
夫婦関係が悪いとそもそもセックスしたいとも思わなくなるので、夫婦生活の頻度は自然と減ってしまいます。
「うちは夫婦関係が悪い」とあなたが感じているなら、まずは夫婦生活の頻度より先にパートナーとの関係が悪くなっている原因を振り返りましょう。
もし夫婦生活が減っていること(セックスレス)が原因で夫婦関係が悪くなっているなら、以下の関連記事も参考にして見てください。
夫婦生活の頻度を増やす7つの方法
夫婦生活の頻度が減った原因について、あなたに、あるいはパートナーに思い当たる点はありましたか?
夫婦生活の頻度が多いカップルは、夫婦生活の行為自体の満足度ももちろん高いですが、その行為に至る雰囲気・環境・状態を作るのがうまい特徴があります。
具体的にどんなことを意識して夫婦の夜の営みをたくさん(満足いく頻度で)行っているのか、コツを紹介していきましょう。
1. 夫婦生活について本音で話す機会をつくる
夫婦生活について、あなたの気持ち、パートナーの気持ちを真剣に話し合う場を設けましょう。
性生活の問題はなかなか意見交換しにくく、夫婦でもすれ違いが生まれやすいもの。
積極的に話すのは恥ずかしかったり気が引けるかもしれませんが、「セックス」は夫婦にとって重要なテーマです。
- 自分はこうしたい
- あなたにもっとこうしてほしい
- こういうのはやめてほしい
など、夫婦で本音で話し合いましょう。
自分の意見を伝えるのはもちろん、パートナーの意見も受け止めて、夫婦生活について「自分たちなりのカタチ」を見つけ出していくことが大切です。
2. スキンシップを増やす
夫婦で積極的にスキンシップしていきましょう。
というのも、スキンシップがあることで夫婦の愛情や絆を感じ取ることができ、夫婦関係も円満な状態を維持しやすくなるためです。
さらに、スキンシップを通してそのまま夜の営みにつなげやすくなるメリットもあります。
実際、60%を超える人がスキンシップを通してセックスに誘っているという調査データもありますので、夫婦で自然とスキンシップができるようにしていきましょう。
特に女性はスキンシップを通してパートナーをセックスに誘っている傾向が強いとのこと。
画像:【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2020 調査結果報告書|一般社団法人 日本家族計画協会
ちなみに、言葉で「しよう」と誘っている傾向も高いので、言葉でのコミュニケーションも忘れずに。
3. 夫婦の時間を増やす
夫婦で一緒に過ごす時間を日常的・計画的に増やしていきましょう。
夫婦生活の頻度を増やすには、言うまでもなく夫婦2人だけの時間が必要です。
よく「夫婦二人きりの時間がない」と言いますが、多くの場合「時間があったら夫婦の時間にする」と受け身の姿勢なことが夫婦の時間をつくれない大きな要因になっているのです。
ですので、「この日のこの時間は絶対に夫婦の時間にする」とあらかじめ予定に組み込んで、何がなんでも夫婦の時間を捻出するようにしてみましょう。
子供がいる場合はシッターを雇ったり、両親が近くに住んでいるなら少しの間面倒を見てもらったり、周りの人手にも頼っていくことが重要です。
夫婦の時間を上手に作る方法は以下の記事でわかりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
【夫婦の時間】上手な作り方と2人の愛が深まるおすすめの楽しみ方
4. 運動して筋力・体力をつける
筋力と体力は結婚生活を健康に過ごすうえで重要です。
夫婦生活においても、筋力と体力の衰えはセックスの満足度を下げることにつながります。
運動することでホルモンバランスが整い性欲も高まるという調査データもありますので、健康維持のためにも、良好なセックスライフをつくるためにも夫婦で運動する習慣をつくってみましょう。
おすすめは「ウォーキング」や「ランニング」。夫婦の趣味として始めるハードルが低く、さらに会話もしやすいため夫婦のコミュニケーションも増やせるため一石二鳥です。
5. 寝室を一緒にする
夫婦の寝室を一緒にすることで寝るときにパートナーがすぐ近くにいるためそのまま夜の営みに誘いやすくなります。
もし、寝室がパートナーと別々であれば、寝室を一緒にしたり、一緒に寝る日をつくることで夫婦生活のきっかけを作りやすく工夫してみましょう。
あわせて、夫婦の寝室を一緒にすることで
- その日あったことを共有できる
- 直接相談できる
- 夫婦喧嘩をしたときでも仲直りのきっかけになる
- 突然のトラブル時でも安心できる
などさまざまなメリットもあり、良い夫婦関係をつくりやすくなる点も大きなメリットです。
実際、円満な夫婦はそうでない夫婦に比べて夫婦の寝室が一緒の割合が高い傾向が見られました。
画像:「夫婦仲と寝室」に関する実態調査[2016 年版]|オウチーノ
寝室にリラックスできる間接照明やBGMも用意して良い雰囲気を演出するとさらに2人の気持ちを高めやすくなりますよ。
6. 一緒にお風呂に入る
夫婦で一緒にお風呂に入るのも夫婦生活の頻度をアップさせる上で効果的です。
夫婦が裸の状態になることで視覚的な刺激があり、そのままスキンシップを図ることもできます。
香りの良い入浴剤やシャンプー・ボディーソープを使って匂いの刺激を与えたり、背中を流しっこしたりと、五感をとおして夫婦の入浴時間を楽しんでみましょう。
7. 夫婦関係をよくする
あなたたち夫婦は仲が良いでしょうか?
夫婦生活の頻度を増やす上で、大前提として夫婦関係が良い必要があります。
もし、夫婦関係がわるいというなら夫婦生活の頻度が減った原因よりも先に夫婦関係が悪くなった原因を特定して改善していきましょう。
夫婦関係が悪くなる原因としては主に以下があげられます。
- 夫婦のコミュニケーション・会話があまりない
- 家事・育児の負担が夫婦のどちらかに偏っている
- お金の問題・不安ががある
- 仕事、生活で疲れている
それぞれ関連記事が参考になりますので、あわせてチェックしていただき、夫婦関係の改善に役立ててみてください。
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夫婦生活についてよくある悩みQ&A
ここまで夫婦生活の頻度を増やすためのアイデアについて紹介してきましたがいかがでしたか。
最後に、夫婦生活についてよくある以下の悩みについてお答えしていきます。
- 夫婦生活のマンネリ化を防ぎたい
- 子供がいて夫婦の時間を作れない
- パートナーを上手く誘えない
- パートナーから誘われたとき上手く断れない
- 体の相性が悪い気がする
あなたが悩んでいるものがあるならぜひ参考にしてみてください。
夫婦生活のマンネリ化を防ぎたい
夫婦生活のマンネリ化を防ぐ方法として、日常生活で新しい刺激を取り入れる習慣をつけてみましょう。
夫婦生活がマンネリ化する原因の1つとして、同じ毎日が続いてしまうことが挙げられます。
毎日同じように起床して、仕事へ行き、夜帰ってきて、同じ食事をし、お風呂に入り、SNSをチェックして眠りにつく。(心当たりはありませんか?)
刺激のない同じ毎日は夫婦にとっても飽きやマンネリを生む原因になってしまいます。
ですので、たまにでいいので、何かしらの変化を取り入れて生活に刺激を与えてみましょう。
難しいことはありません。
- 入ったことのない店に夫婦で行ってみる
- 新しい香水をつけてみる
- ベッドシーツを新しくしてみる
- 新しいコンビニスイーツを買ってみる
- 新しい場所にデートに行く
のように、どんな小さなことでもいいので夫婦で新しい変化を取り入れてみるのです。
新しい変化に慣れると、夫婦生活についても新しいチャレンジや刺激をもとめるように意識が変わるのでマンネリ化の防止に繋がります。
さらに、夫婦の欲求をさらに満足させるように動いていけるようにもなるため、セックスの満足度が高まることも期待できます。
子供がいて夫婦の時間を作れない
子供の面倒を見るのが大変で夫婦生活の頻度が下がっているなら、まず外部の力を借りれないかを検討しましょう。
たとえば月一回、ベビーシッターや両親に子供の面倒を見てもらうように決めておき、その間は夫婦の時間として全力で楽しみます。
夫婦生活を目的に動くのであれば、ラブホテルや一般ホテルのショートステイの利用もよいでしょう。
「子供の面倒を見ないのは親としてどうなのか?」という意見もあるかもしれませんが、良好な夫婦関係を維持することも立派な子育ての一環です。
あなた夫婦が楽しめていないのに、楽しい家庭を作れるでしょうか?
もちろん、子供そっちのけでいつも遊ぶのは問題がありますが、たまにであれば良い気分転換にもなります。
気張りすぎず、人を頼り、自分たちを優先してあげるのも大切ですよ。
子供と寝室が一緒でタイミングをつくれない
子供と寝室が一緒の場合は夫婦生活の難易度は高くなります。
子供が確実にいない夫婦だけの「時間」と「空間」を作るように計画を立てましょう。
やるべきこととしては以下の2つです。
- 子供が起きないように配慮する
例:大きな声や物音を立てない、振動が伝わらないようにする、寝室以外の場所へ移動する - 子供が起きても大丈夫なようにしておく
例:すぐに服を着れるようにしておく、ドアに鍵をかけておく、子供の寝室に鈴をつけておく
子供が幼児のタイミングであればまだ良いですが、小学校以上の子供が親の夜の営みを目の当たりにしてしまうとトラウマになってしまう可能性もあります。
加えて、小学生以上の子供には知恵がついてきているので、気づかないうちに親の営みを覗き見される可能性もあります。
ある程度成長している子供がいるときは
- 子供が確実に外出しているときに夫婦生活をする
- 旅行やホテルでのショートステイをする
など、確実に子供がいないタイミングを作るようにしましょう。
夫婦生活にうまく誘えない
夫婦生活にパートナーを上手く誘えない場合は、スキンシップか言葉を通してはっきりと「セックスしたい」と意思表示しましょう。
まずは、夫婦の距離を近づけるために簡単なスキンシップから入ってみるのがおすすめです。
- 手を握る
- 肩を寄せる
- 後ろからハグをする
- 手軽なマッサージをしてあげる
など、簡単なスキンシップから入り、その後さらにボディタッチを増やしていけば、パートナーも察するかスイッチが入って自然な流れで夫婦生活に至ることもできます。
もしパートナーのスイッチが入らないなら、スキンシップと一緒に「エッチしたいな」と気持ちを伝えましょう。
「スキンシップ」と「言葉」の意思表示をすることで、二重でパートナーを誘うことができます。
ちなみに、言葉で伝えるのが恥ずかしいときは夫婦で伝わる隠語やサインを決めておくのもおすすめです。
たとえば、
- 「今日予約できますか?」と聞く
⇒ OKなら「1名様空いてます」、NGなら「今日はいっぱいなんです」 - パートナーの枕元にハートのクッションを置いておく
⇒OKならハートを相手の枕に戻す、NGならハートを元の置き場にもどす
など、夫婦でのみわかるサインを決めておくと恥ずかしさも減りセックスへ誘いやすくなります。
タイミングが悪く誘いを断られてしまっても「そしたらいつできるかな?」と夫婦生活のタイミングをそのときに決めてしまえばOKです。
誘いをうまく断れない
夜の営みに誘われたが断りたいときは、嫌いなわけではないことと、今回できない理由をきちんと伝えましょう。
夫婦生活を断りたいタイミングは様々ありますが、きちんと理由を伝えて相手に納得してもらうことがとても大切です。
断られたパートナーは少なからず残念な気持ちになってしまいますので、「あなたのことは好きなんだけど、今日は〇〇なのでできないんだ、ごめんね。」と相手のことが嫌いなわけではないと伝えてあげましょう。
あわせて、いつならできそうか、代わりの予定を提案してあげると、パートナーも今日は諦めてもらいやすくなります。
なお、長期にわたりパートナーと夫婦生活をしたくないという場合は、別途時間をつくり夫婦できちんと話し合いお互いが納得できる状態をつくりましょう。
体の相性が悪い気がする
「体の相性」は夫婦生活の満足度を高める重要な要素です。
一般的に体の相性とは性器のサイズや性欲の強さで測られることが多いですが、当メディアでは以下の10項目をバランスよく満たせている状態が「体の相性が良い」と定義しています。
- 性欲:自分の求めるセックスの頻度がパートナーとマッチしているか?
- 時間:自分とパートナーがセックスしたいタイミングと長さが夫婦で一致しているか?
- 空間:セックスに至るまでの過程や空間・環境作りが上手いか?
- 肉体:自分とパートナーが求める肉体を持っているか?
- 体力:夫婦の2人ともセックスを楽しめる体力・気力はあるか?
- 集中:夫婦お互いがセックスに夢中になるようにコントロールできているか?
- 趣向:夫婦で性癖が合うか? パートナーの性癖を満たせているか?
- 感覚:肉体・感覚への刺激に違和感がないか?
- 感情:相手を大切・必要に思っているか? 好きだと伝えているか?
- 生活:普段の生活で良い夫婦関係性が築けているか?
夫婦の体の相性は、パートナーとのコミュニケーション、環境、その時の状態などで大きく変化します。
ですので、一概に「体の相性が悪い」と思うのではなく、上記の要素のうち何ができていて何ができていないのかを見てみましょう。
夫婦で苦手な項目を見つけて強化していくことで、夫婦生活の満足度も上がり、あわせて頻度の増加にも繋がります。
そのためにも、夫婦でセックスについて真剣に話し合う機会もつくり、意見交換もしていきましょう。
夫婦生活の頻度についてまとめ
夫婦生活の頻度が下がる原因から改善方法について紹介してきましたが、いかがでしたか。
「夫婦生活」は結婚における大きなテーマです。
もし今夫婦生活について悩んでいるなら、本記事を参考にまず一つできそうなところを実践してみてください。
きっと夫婦生活の満足度が上がり、夫婦関係もよくなっていくはずです。
この記事があなたの、あなた方夫婦の役に立ちましたら幸いです。