「結婚して夫婦仲良く過ごし穏やかな老後を迎える。」
こうした理想をもって結婚したものの、すれ違いによって夫婦喧嘩が起きたり、夫婦の距離が空いてしまうこともよくあることです。
仲の良い夫婦はいったいどのようにして長きにわたり良好な夫婦関係を作っているのでしょうか。
実は、仲の良い円満な夫婦の多くが共通して取り組んでいる5つの考え方・行動があるのです。
そこでこの記事では、
- 仲良し夫婦の5つの特徴
- 仲良し夫婦がやっている具体的な行動
について詳しく紹介します。
今の自分たち夫婦ができていること、できていないことに気づき、夫婦関係をさらに良くするヒントとしてお役立てください。
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仲良し夫婦の特徴・大切にしているものは大きく5つ
仲良し夫婦は以下の5つを意識的にあるいは無意識的に大切にしている特徴があります。
- 夫婦の「時間」
- 夫婦の「ふれあい」
- 夫婦の「各々の気持ち」
- 自分たち「夫婦自体」
- 夫婦の「成長」
これら仲良し夫婦が幸せになるために大切にしている5つの特徴を知ることで、どうすれば夫婦関係をより良くしていけるのかヒントを得ることができます。
とはいえ、具体的にどのような行動をすればいいのかイメージが湧きにくいでしょう。
ここからは、仲良し夫婦になる5つの特徴それぞれについて、具体的に何をすればいいのかを紹介していきます。
自分あるいは自分たち夫婦が実践できているかぜひチェックしてみてください。
1. 仲良し夫婦の特徴:「夫婦の時間」を大切にしている
まず、仲良し夫婦の特徴として、夫婦お互いの時間を大切にしていることが挙げられます。
夫婦二人で同じ時間を共有することで気持ちも共有でき、夫婦の心の距離が近い状態をたもっているのです。
具体的には以下のようなことを実践しています。
休日一緒に過ごしている
仕事のない休日は夫婦水いらずで過ごすチャンスです。
夫婦一緒に買い物に行ったり、映画を見たり、ゲームをしたり、美味しいものを食べたりして、平日は仕事で会える時間なない分、休日に夫婦で同じ時間を共有しています。
同じ寝室で一緒に寝ている
仲良し夫婦は夜一緒に寝てコミュニケーションを図っています。
スキンシップにつながりやすいこともありますが、その日あった些細なことを話したり、悩み相談をしたり、スケジュールを共有したり、会話によるコミュニケーションが増えるきっかけになる点も夫婦仲がよくなる大きな要因です。
実際、円満な夫婦4組みのうち3組が同じ寝室で寝ているという調査結果もありますので、夫婦が一緒に寝ることが良い夫婦関係につながりやすくなると考えられます。
一緒にご飯を食べている
パートナーの作ってくれた料理を美味しいねと言いながら食べたり、一緒に美味しいお酒を飲んで感動したり、仲良し夫婦は夫婦・家族で一緒にご飯を食べています。
もちろん食事以外の話題もたくさん話し、その日の些細な出来事や体験を共有してコミュニケーションを生み出しているのです。
一緒にお風呂に入っている
一緒にお風呂に入って夫婦水いらずで過ごし、スキンシップや会話を楽しんでいる夫婦も多くいます。
子供がいるなら子供も一緒にお風呂に入って家族で楽しくお風呂タイムを満喫。
毎日入るお風呂だからこそ、夫婦が仲良くなるコミュニケーションの機会として活用しています。
デートや旅行をしている
仲良い夫婦はデートや旅行で初めての場所を訪れ少しの非日常を感じることにより、夫婦のマンネリを減らし日常に刺激を入れるようにしています。
子供がいる場合でも一時的に子供をシッターやプレイルームに預けるなど、2人の時間を生み出す工夫もしています。
共通の趣味を持っている
共通の趣味によって夫婦で同じ体験を共有しているのも仲良し夫婦の特徴です。
夫婦一緒にスポーツ、ゲーム、映画鑑賞、読書、料理、旅行、スイーツ巡りなどさまざまな夫婦の共通の趣味により、体験や感動を共有することで夫婦仲を深めているのです。
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2. 仲良し夫婦の特徴:「ふれあい」を大切にしている
仲良し夫婦は心の距離が体の距離に比例することを知っており、以下のような体を通したコミュニケーションも積極的に行っています。
日頃からスキンシップをとっている
仲の良い夫婦は日ごろからボディタッチ、キス、ハグ、ちょっとしたイチャイチャなどのスキンシップを積極的にしています。
手を繋いだり腕を組むのがほんの少しの時間でも、外で夫婦が触れ合っていることで社会の中で自分たち二人は夫婦として特別な存在なんだと再確認することもできます。
満足度の高いセックスをしている
セックスは夫婦仲をよくする上で重要です。
夫婦満足のいくセックスによって精神的にも肉体的にも満足でき、夫婦の絆を深めることができます。
また、夫婦がセックスで満足できるようにお互いのことを知ろうとする過程も夫婦の理解を深めることにつながります。
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名前で呼び合っている
子供が生まれると「パパ」「ママ」のように夫婦の呼び方が名前でなくなることもよくあります。
しかし、仲の良い夫婦は名前で呼びあうこともしており、名前で呼び合うことで「夫婦という特別な関係」として認識し、夫婦のつながりを確認しています。
思いやりを行動で表す
言葉で気をつかうこともしますが、仲良し夫婦はパートナーを大切にする「行動」によって思いやりを表現しています。
たとえばパートナーの体調が悪いときは、代わりに家事をやったり身の回りの世話をしたり献身的に動いています。
よく観察している
仲良し夫婦はパートナーの「変化」をよく観察し、ちょっとした変化にも気にかけています。
パートナーがヘアカットしていれば「また素敵になったね」と感想を伝えたり、部屋の収納の工夫が増えていれば「すごい使いやすくなったよ」など、細かい部分も承認して共有しているのです。
一緒にいるからこそ気付きにくいことはありますが、感度をよくして相手の変化に気付き、丁寧にコミュニケーションすることが夫婦のよい関係作りには重要になります。
親しき仲にも礼儀あり
一番身近な夫婦だからこそ雑に接するのではなく、一番身近だからこそ丁寧に接して一個人としてパートナーを尊重しています。
3. 仲良し夫婦の特徴:「各々の気持ち」を大切にしている
夫婦円満においてパートナーの気持ちを大切にすることは大変重要です。
仲の良い夫婦は、パートナーの気持ちを理解し、尊重し、一緒にうまく生きていくにはどうすればいいかを考え抜いており、具体的には以下のことを実践しています。
自分と異なるパートナーの価値観を尊重している
夫婦はそれぞれ異なる環境で生きてきたのですから、夫婦の価値観は当然違います。
仲良し夫婦は相手の背景を深く知り、相手の価値観を否定することはパートナーの人生を否定することだと理解しているのです。
そのため、「こうあるべき」という自分の価値観の押し付けはせず、夫婦お互いの価値観がうまく共存できる「自分たち独自の夫婦の形」を目指しています。
パートナーを信頼している
パートナーの価値観を理解・尊重した上で、相手の考えや行動を信頼しています。
何かを強制的にさせるような支配的・管理的な関係ではなく、夫婦各々の裁量のもと家事や育児、あるいは生活を「任せて」進めているのです。
どんな小さなことにも感謝している
仲の良い夫婦はどんな小さなことにでもパートナーへの感謝を欠かしません。
料理を作ってくれたこと、家事・育児を頑張ってくれていること、コップに水を注いだことにも「ありがとう」の一言を必ず添えています。
ストレスを小さく発散している
仲の良い夫婦は隠し事をせず、我慢もせず、自分の気持ちや思っていることをパートナーへ正直に伝えます。
不満は早めに共有して改善策を打つことで、イライラの種を小さいうちに取り除き、仲良い夫婦の状態を維持しているのです。
素直に謝っている
自分が何か間違えをしてしまったとき、素直に謝っているのも夫婦で仲よく暮らす大切なポイント。
素直に一言「ごめんね」という言葉があるだけで、夫婦の不満のたまり方が減り夫婦関係にヒビが入るのを防ぐことができます。
愛情を「言葉で」伝えている
仲良し夫婦は、「あなたのことが大切です」という気持ちを言葉で確実に伝えています。
パートナーを好きな気持ちは思っているだけでは伝わりません。一緒に暮らせて幸せな気持ちを言葉で伝えることで、夫婦として愛されていることを確認でき、絆を深めることができるのです。
4. 仲良し夫婦の特徴:「夫婦自体」を大切にしている
仲良し夫婦は自分たちを大切にしており、家庭を円満にするための工夫や仕組みを積極的に取り入れています。
具体的には以下のようなことを実践しています。
日頃から会話・コミュニケーションを頻繁にする
夫婦が仲良しになる一番の秘訣は「会話」をたくさんすることです。
会話の時間や頻度が多い夫婦は密なコミュニケーションができ、楽しさの共有や家庭の悩み解決ができるため夫婦の健全な状態が維持できるようになります。
夫婦独自のルールを作っている
仲良し夫婦は自分たちなりのやり方・ルールを作って家庭のバランスをとっています。
ルールを作っておくことで、夫婦の価値観がズレていたときの判断の指標ができ、不要なストレスがたまるのを防いでいるのです。
夫婦平等な関係をつくっている
仲良し夫婦はマウンティングをせず夫婦の平等な関係を大切にしています。
たとえば、お金を稼いでいるから自分の方が偉い、家事育児をパートナーよりやっているから自分の方が優位、という上下関係のマウンティングをせず、夫婦の得意不得意が活かせるパートナーシップを築こうとします。
家事・育児に積極的
仲良い夫婦は夫婦納得の上で家事・育児の分担がうまくできており、それぞれが積極的に家事育児を行います。
あるいは「どちらかできる方が家事・育児をやる」という関係を作ることで夫婦の両者が柔軟にそのとき必要な家事・育児をこなすような関係も今増えています。
「察する」ことを禁止している
仲良い夫婦は以心伝心していると思われがちですが、きちんと自分の希望や考えを口に出してパートナーと共有しています。
「人の心を完全に理解することはできない」「気持ちは言葉で伝えないと伝わらない」ことを知っており、パートナーに言葉で自分の気持ちや感情を伝えることを実践しています。
一人の時間を作っている
夫婦だからといって、常に一緒にいることが大切とは考えていません。
自分一人の時間も意識的に確保し、夫婦お互いに実現したい目標への活動、やりたい趣味、ストレスを発散など、成長、リフレッシュ、メンタルコントロールをしています。
記念日・誕生日を大切にして一緒にお祝いしている
仲良い夫婦は記念日や誕生日を「パートナーに感謝する特別な日」ととらえて大切にしています。
記念日や誕生日を「相手に感謝するきっかけ」として上手に生かして夫婦の良い関係を維持しているのです。
相手の両親や親せき、友達と良好な関係を作っている
良好な夫婦関係には両親や親戚とのよい関係づくりも重要です。
義親や親戚と仲良くして、親族全体でよい関係を築いておくことで年数回ある親戚で集まるイベントなどでも楽しく過ごせるようにしています。
ただし、嫁姑問題や親戚問題で特にいじめなどが発生している場合は今の家庭を優先させて距離をとるなど柔軟な対応力も持っています。
5. 仲良し夫婦の特徴:「成長」を大切にしている
仲良し夫婦は現状を満足させるために頑張るだけでなく、将来の目標や理想を実現するため、自分たちの成長のためにも積極的に行動しています。
パートナーの仕事を理解している
仲良し夫婦はパートナーの仕事について理解し、仕事と家庭のバランスをうまく取れるように協力し合っています。
具体的な仕事内容をはじめ、出張が多い、転勤が多い、シフト勤務で休日がバラバラなどを考慮して夫婦・家族のあり方を整えていきます。
魅力的であり続けるために自分磨きをしている
仲良し夫婦は、「自分は男として・女として魅力的であり続けたい」と自分自身を高めるモチベーションがあり、常にトレーニングや勉強をしています。
体の健康や肉体美を手に入れ、学びによりビジネスでも成功したり、自分磨きにより夫婦のお互いがパートナーを尊敬して好きでいる関係を長続きさせているのです。
ちょっとした冒険・チャレンジをして刺激を得ている
仲良し夫婦はマンネリを避けて新しいことにもチャレンジし、自分たち夫婦に刺激を与えています。
新しい食べ物、入ったことのないバー、初めての旅行先など、新しい刺激により夫婦のワクワク感も高まり、楽しい時間と思い出を共有しています。
経済的に余裕をつくる努力をしている
経済的に困窮すると、心がひもじくなり、生活の我慢やストレスが増え流ため良好な家庭の状態を維持できなくなってしまいます。
「お金の余裕は心の余裕」ということを仲良し夫婦は知っており、経済的余裕をもてるように収入を増やす努力や資産形成をする努力を惜しみません。
パートナーの成長を大いに歓迎している
たとえば今まで家事をしなかったパートナーが積極的に家事をするようになったなど、仲良し夫婦はパートナーの成長をほめて歓迎します。
夫婦一緒に生活しているとパートナーの変化に気付きにくくなってしまうものですが、今までできなかったことができるようになったら承認しあい良好な関係を作り上げています。
自分たち夫婦の未来を楽しみにしている
仲良し夫婦は「この人と一緒にいればきっと将来楽しいだろうな」と、夫婦のお互いが自分たちの未来を楽しみにしています。
今まで夫婦で過ごしてきた体験の積み重ね、共有された価値観、信頼、心地よさが組み合わさり夫婦としてこれから先も一緒に生きたいと思うことができているのです。
仲良し夫婦になる方法まとめ
仲良し夫婦がやっている5つの特徴について解説してきましたが、いかがでしたか。
最後に仲良し夫婦の特徴を整理しておきましょう。
- 休日一緒に過ごしている
- 同じ寝室で一緒に寝ている
- 一緒にご飯を食べている
- 一緒にお風呂に入っている
- デートや旅行をしている
- 共通の趣味を持っている
- 日頃からスキンシップをとっている
- セックスをしている
- 名前で呼び合っている
- 思いやりを行動で表す
- よく観察している
- 親しき仲にも礼儀あり
- 自分と異なるパートナーの価値観を尊重している
- パートナーを信頼している
- どんな小さなことにも感謝している
- ストレスを小さく発散している
- 素直に謝っている
- 愛情を「言葉で」伝えている
- 日頃から会話・コミュニケーションを頻繁にする
- 夫婦独自のルールを作っている
- 夫婦平等な関係をつくっている
- 家事・育児を積極的にしている
- 「察する」ことを禁止している
- 一人の時間を作っている
- 記念日・誕生日を大切にして一緒にお祝いしている
- 相手の両親や親せき、友達と良好な関係を作っている
- パートナーの仕事を理解している
- 魅力的であり続けるために自分磨きをしている
- ちょっとした冒険・チャレンジをして刺激を得ている
- 経済的に余裕をつくる努力をしている
- パートナーの成長を大いに歓迎している
- 自分たち夫婦の未来を楽しみにしている
これらの夫婦が仲良しになる行動を、自分が足りないと思うものから一つずつ実践していくことで、夫婦関係はより円満になっていきます。
そして、夫婦関係を良い状態に保つことができれば、結婚生活も楽しいものになっていきます。
本記事をヒントにあなたの夫婦関係・結婚生活をよりよく、楽しくする行動にぜひつなげてみてください。